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Monthly Book Derma(デルマ) 199

Monthly Book Derma(デルマ) 199

顔面の腫瘤 鑑別診断と治療

森脇 真一/編

978-4-88117-862-1 C3047

2012年12月

de0199

定価2,750円(税込み)

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顔面の腫瘤を主訴に来院した患者の鑑別診断・治療に役立つ一書となっております。さまざまな背景から生じる腫瘤に対し、正確な病態を把握するためぜひ本書をご活用ください。

目次

色素性乾皮症に合併する顔面の皮膚腫瘍 小野 竜輔ほか
色素性乾皮症では露光部である顔面には早期に色素斑が生じ,進行すると悪性腫瘍が必発である.悪性腫瘍に対しては腫瘍の種類および組織学的悪性度などの要因を考慮して治療法を決定する.
顔面腫瘤を呈する母斑・母斑症
川内 康弘
いちご状血管腫,海綿状血管腫,肥大性単純性血管腫,神経線維腫症1型,結節性硬化症を取り上げ,各々の診断,検査,治療法について概説する.
顔面腫瘤を呈する皮膚良性腫瘍 宮川  史ほか
顔面に生じる皮膚良性腫瘍は多彩であるが,腫瘍の分化の方向に基づいて分類すると理解しやすい.
顔面腫瘤を呈する皮膚悪性腫瘍1―皮膚癌とメラノーマを中心に― 須山 孝雪
固形悪性腫瘍は手術を第一選択とするが,癌種により切除範囲が異なり,視機能や整容性の温存のため手術以外の治療法を選択することもあり,術前の診断が重要になる.
顔面腫瘤を呈する皮膚悪性腫瘍2―造血系腫瘍を中心に― 八木 宏明
顔面に腫瘤や結節を形成する可能性のある造血系腫瘍は多種多様であるが,手術療法の対象は少ない.手術を選択する場合は治療後の機能的,整容的な問題も考慮すべきである.
顔面のケラトアカントーマ―最新の疾患概念と臨床的対応― 黒川 晃夫
ケラトアカントーマと有棘細胞癌との異同について,いまだに統一した見解は得られていない.ケラトアカントーマに関する最新の知見を,我々が経験した若干の症例を加えて解説する.
口唇に腫瘤を呈する疾患の鑑別診断と治療 堤田  新ほか
口唇は特殊な機能,解剖学的構造をもっており,特に悪性腫瘍に対する治療を行う場合には,腫瘍の局在,患者の肉体的・精神的な状態,社会的背景も考慮し,事前に十分な検討が必要である.
顔面腫瘤に対する外科的治療 是枝  哲
整容面を考慮に入れながら,顔面皮膚腫瘍の治療計画を立てるのが重要である.また,悪性腫瘍の場合は十分な切除範囲を設定する.
顔面腫瘤を呈する皮膚感染症の鑑別診断と治療 田邉  洋
感染症の治療は,切除は効果が少なく,適切な診断とそれに応じた抗菌療法を選択する必要がある.
顔面腫瘤を呈する炎症性疾患,肉芽腫性疾患の鑑別診断と治療 水野 可魚
顔面に腫瘤を呈する非感染性炎症性疾患および肉芽腫性疾患に関して鑑別診断,治療を中心に診療のうえで注意することを解説した.

関連書籍

局所皮弁塾 あなたならこの顔の欠損をどう治す? 四ッ柳高敏/著
ISBN:978-4-86519-830-0 C3047
定価:12,100円(税込み)

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