局所皮弁塾 あなたならこの顔の欠損をどう治す? 四ッ柳高敏/著
ISBN:978-4-86519-830-0 C3047
定価:12,100円(税込み)
頭部・顔面の画像診断と手術シミュレーション
上田晃一/編
978-4-88117-478-4 C3047
2009年5月
pe0029
定価3,300円(税込み)
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顔面骨骨折の画像診断 | 大場 創介ほか |
顔面骨骨折の単純X線撮影は,手術適応の診断スクリーニング,術後の整復および固定状態の迅速な把握のために使用される.手術を実際に施行する場合の情報としてのCT,3DCT,MRIの有用性を紹介する. | |
頭蓋骨縫合早期癒合症の画像診断と手術適応 | 小室 裕造 |
頭蓋骨縫合早期癒合症の診断では3DCTが,また頭蓋内の異常の確認にMRIが有用である.手術の目的は整容的改善,頭蓋内圧亢進の是正,眼球突出や呼吸障害の改善などにある. | |
セファログラムを用いた顎顔面変形の治療計画 | 楠本 健司 |
顎顔面変形でセファログラムを応用した各種シミュレーションと術式適応を述べた.また,シミュレーション画像でファジー理論を応用した目標顔貌決定と軟組織移動量/硬組織移動量比(S/H比)の適用に言及した. | |
顔面の血管腫・血管奇形の画像診断 | 佐々木 了 |
血管性腫瘤病変の診断において最も有用な検査はエコーとMRIである.特にMRIでは血管腫・血管奇形全般がT1WI低信号,T2WI高信号を示す. | |
鼻涙管造影の新たな展開―全涙道造影法の開発― | 小坂 正明 |
鼻涙管造影は,撮影機器や造影剤の開発により大きな進歩を遂げた.さらに近年では撮影法にも工夫がなされ,涙道全領域の描出も可能となってきた.各撮影法の特徴,利点欠点について言及する. | |
整鼻術におけるコンピューター・シミュレーション | 菅原 康志ほか |
コンピューターによるシミュレーションは,術後結果を明確に示すことができるため,患者の曖昧な希望や医師の不確実な認識による術後トラブルを軽減させることができる有用なツールである. | |
症候群性頭蓋骨縫合早期癒合症の中顔面骨切り術の手術シミュレーション | 渡辺 頼勝ほか |
Crouzon/Apert syndromeに代表される症候群性頭蓋骨縫合早期癒合症に対する中顔面骨切り術の種類とその適応ならびに,Le Fort IV型骨切り術のシミュレーションとそのピットフォールについて実例に則して解説する. | |
唇顎口蓋裂の骨切り術の手術シミュレーション | 三川 信之ほか |
唇顎口蓋裂による顎変形の治療にあたっては,各種術式を十分理解した上で,各症例にふさわしい術式を選択し適応することが重要である.我々の行っている術前の手術シミュレーションと実際の手術について解説する. | |
局所皮弁の有限要素法によるシミュレーション―局所皮弁の延長効果:汎用プログラムによる解析法とそのノウハウ― | 秋元 正宇 |
有限要素法を用いた局所皮弁のシミュレーション法について具体的に述べた.基本デザイン,縫合の表現法,計算,結果の表示,その他ノウハウを参考にして頂きたい. | |
三次元実体モデルを用いた頭頚部再建 | 塗 隆志ほか |
頭頚部再建において三次元実体モデルは,形態の把握やシミュレーションに有用である.今回実際の症例を提示しながらその有用性について述べる. |