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PEPARS(ペパーズ) 58

PEPARS(ペパーズ) 58

Local flap method

秋元正宇/編

978-4-88117-507-1 C3047

2011年10月

pe0058

定価3,300円(税込み)

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目次

Z形成術とそのバリエーション 秋元 正宇
Z形成術は,基本的な皮膚の転位・交換による皮膚の形態変化を理解し,目的に応じたバリエーションを用いることで効果的な応用が可能となる.皮膚の移動と立体効果をイメージできるようになることが要である.
Transposition flap/Rotation flapとそのバリエーション 益岡  弘ほか
局所皮弁の作図のための要点を解説し,転位皮弁・回転皮弁の基本的作図法および応用法について提示する.きれいな創閉鎖を行うための皮弁作成法についての注意点・考え方について述べる.
皮下茎弁/island flap(いわゆるpropeller flapを含む) 百束 比古ほか
皮下茎弁,島状皮弁はその移動の自由度が高いので,多くの皮膚皮下組織欠損創の修復に用いられる.本稿では最新のプロペラ皮弁の利用まで言及して種々の皮下茎弁,島状皮弁による再建法を供覧する.
頭部・毛髪部のlocal flap method 三川 信之ほか
頭部・毛髪部のlocal flapにおいては,頭皮の特徴上,他部位とは若干違った知識と手術手技が要求される.毛流と毛渦(つむじ)を常に意識しながら,整容的満足度の高い再建法を選択することが大切である.
眼瞼のlocal flap method 楠本 健司
眼瞼再建にはlocal flapがcolor match,texture matchに優れるが,それぞれの特徴を理解し,十分な組織量を再建部位に到達させ,適切な供与部閉鎖を行うことが重要である.
特殊な局所皮弁による外鼻再建 中川 嗣文ほか
外鼻再建において,小範囲欠損に対する逆行性顔面動脈皮弁法と,比較的広範囲の欠損に対するエステティックサブユニットを考慮した局所皮弁の組み合わせによる再建法につき詳細を述べる.
耳介のlocal flap method 細野 味里ほか
耳介の血管解剖を示すとともに,それに基づいた局所皮弁の利用,先天異常における局所皮弁の利用について示す.
口唇のlocal flap method 力丸 英明ほか
口唇の局所皮弁を用いる際は,口唇の形態と組織学的特徴を熟知した上で機能と整容面の両面に配慮が必要である.
頬部のlocal flap method 濱本 有祐ほか
頬部の再建においては,頬部の凹凸,下眼瞼の外反,外鼻・口唇の変形をきたさない局所皮弁の選択とデザインをすることが重要である.
腋窩・頚部におけるlocal flap method 村上 正洋ほか
腋窩および頚部は可動域が広く多方向の運動性を有することに加え,動かす機会が多い部位でもあるため,損傷を受けると瘢痕拘縮をきたしやすい.本稿では,我々がその再建に好んで用いてきた皮弁法を紹介する.
乳房のlocal flap method 武石 明精
局所皮弁による乳房再建後の乳頭形成と筋膜脂肪弁による組織充填法を紹介する.乳癌手術の多様化に伴い再建手術も多様化している.各再建術に合わせた乳頭形成術と乳房再建における筋膜脂肪弁の応用を紹介する.
下肢のlocal flap method 苅部 大輔ほか
組織量に限界がある下肢の機能性と整容面を考慮した局所皮弁,特に自由度の高い穿通枝皮弁を用いた再建方法について解説する.
躯幹,特に仙骨部・坐骨部・大転子部のlocal flap method 土屋 沙緒ほか
仙骨部・坐骨部の外科治療について論じた.患者は創傷治癒能が低下し,全身状態も不良であることが多い.血流の安定性,単純なデザイン,手技的簡便性を併せ持つ皮弁が選択されるべきである.
会陰部殿部のlocal flap method 橋本 一郎ほか
会陰部殿部の再建には,再建に必要な皮弁の面積や体積,そして最適な血管茎の位置により穿通枝皮弁や筋皮弁が選択される.各皮弁の特徴を把握したうえで適切な皮弁を選択する.

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