Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 321ここが知りたい口腔ケア―わたしが教えるコツとポイント―藤谷順子/編
ISBN:978-4-86519-971-0 C3047
定価:5,500円(税込み)

高齢者の誤嚥にどう対応するか
久 育男/編
978-4-88117-813-3 C3047
2011年2月
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定価2,750円(税込み)
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高齢化社会到来に伴い増えつつある高齢者の誤嚥について、耳鼻咽喉科、呼吸器内科学、感染症予防学、リハビリーテーション科学、栄養学を専門とする多方面の執筆者により診断・治療・管理について、日常現場においての対応等がまとめられている特集。
| 高齢者における誤嚥の評価と診断上の注意点 | 大前由紀雄 |
| 高齢者の誤嚥では,誤嚥発症の病態だけでなく,身体的・精神的・社会的背景に留意する.とくに摂食嚥下には,認知機能と気道防御機構や姿勢保持能力が影響する. | |
| 高齢者の誤嚥に対する口腔ケアの意義 | 藤谷 順子 |
| 口腔ケアは,口腔内の細菌数の減少を通して肺炎発症の予防に働くのみではなく,嚥下機能・認知機能・ADLへの効果も報告されている. | |
| 高齢者の誤嚥性肺炎の疫学と病態 | 久保 裕司ほか |
| 高齢化社会となり肺炎による死亡が増えている.高齢者肺炎は,不顕性誤嚥を契機とする誤嚥性肺炎である.肺炎を予防することは,医療費抑制の面で大変重要である. | |
| 高齢者の誤嚥性肺炎に対する内科的アプローチ | 寺本 信嗣 |
| 誤嚥性肺炎は,咽頭口腔内の雑菌を含む微量誤嚥で生ずる.したがって予防と治療は,嚥下機能改善と誤嚥菌量を減らすことが大切である. | |
| 高齢者に対する気管切開と誤嚥 | 馬場 均 |
| 高齢者では,喉頭下垂などの影響で嚥下機能は低下する.気管切開は嚥下機能を悪化させることが明らかとなっており,高齢の気管切開症例では誤嚥に留意する必要がある. | |
| 高齢者誤嚥に対する外科的治療―適応と限界― | 田山 二朗 |
| 高齢者における誤嚥の外科的治療は,加齢変化による嚥下機能低下を含め嚥下障害の病態を十分把握し,嚥下障害を引き起こす原因疾患,身体的および精神的状況などを考慮し適応を決定する. | |
| 高齢者誤嚥に対する外科的治療後の管理 | 兵頭 政光ほか |
| 嚥下障害に対する外科的治療は誤嚥や経口摂取回復のために有用な治療手段であるが,周術期のみならず中・長期的な気道管理や嚥下指導などが重要である. | |
| 高齢者の栄養管理の問題点―誤嚥しやすい場合― | 栢下 淳ほか |
| 嚥下障害者の低栄養等のリスク回避のため,適切な投与エネルギー量の算出,食形態の調節を行う.摂取可能な食形態の評価には,標準化された検査食による検査を行う. | |
| 誤嚥を有する高齢者の在宅医療とリスクマネージメント | 佐藤 公則 |
| 在宅療養中の高齢者は,嚥下性肺炎や誤嚥による窒息の危険にさらされている.リスクマネージメントは地域連携の中で早期に発見し,予防対策を立てることである. | |
| 高齢者の誤嚥に対する嚥下指導とリハビリテーション | 中村 智之ほか |
| 高齢者の摂食嚥下障害では,総合的な視点と多職種でのアプローチにより,問題点の把握・指導・リハビリテーションを行う必要がある. | |



