耳鼻咽喉科外来における超音波実践マニュアル
西崎和則/編
978-4-88117-431-9 C3047
2007年12月
en0083
定価2,640円(税込み)
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超音波の最新の動向 | 西崎 和則 |
超音波診断装置の技術革新の中で,高画質化技術,とくにこの中心であるティッシュハーモニックイメージング法,ドプラ法,画像処理法における最新の動向について焦点を当てて述べる. | |
正しい超音波検査を行うために | 児嶋 剛ほか |
頭頸部領域の超音波検査においてより客観的で正しい診断を行うために超音波検査の基本とどのような検査手順で何に注意すべきかを中心に述べた. | |
甲状腺・上皮小体疾患に対する超音波診断 | 安里 亮 |
甲状腺悪性腫瘍の超音波像は形状不整,境界不明瞭,性状粗雑,境界部低エコー帯不整で,内部エコーは低く,高エコーが微細で多発する.上皮小体腫瘍は均一な低エコーである. | |
唾液腺疾患に対する超音波診断 | 平井 良治 |
唾液腺腫瘍の超音波診断において,血流状態の把握を含めることで,より詳細な情報を得ることができることを,実際のエコーを提示して説明した. | |
頸部リンパ節腫脹の超音波診断 | 宮本 幸夫ほか |
リンパ節は,比較的表層に存在する場合,高分解能超音波診断のもっとも良い対象と臓器である.本稿では,カラードプラ診断を含めて,リンパ節の超音波診断に関し概説する. | |
頸部膿瘍・嚢胞性疾患に対する超音波診断 | 竹本 成子ほか |
多種多様な腫瘤・嚢胞性の病変が存在する頭頸部領域においては,超音波検査は非常に有用である.診断のポイントと治療にもつながる穿刺吸引の手技についても述べる. | |
頸部エコーガイド下穿刺吸引細胞診・組織診(EG-FNAB)の実際 | 小野田友男ほか |
エコーガイド下穿刺吸引細胞診は,頭頸部腫瘍診断の決め手となることが多い.その適応・手技・合併症・限界について述べた. | |
消化管に対する3D-EUS | 小林 隆ほか |
消化管(特に食道)疾患に対する3次元超音波内視鏡検査の有用性や,本装置の下咽頭疾患等に対する応用の可能性について述べた. | |
頸部血管超音波検査の実際 | 湧川 佳幸ほか |
頸部血管超音波検査では内頸・椎骨動脈のプラーク性状,近位部や遠位部の狭窄・閉塞病変まで推定できる.本稿は超音波検査による頸動脈血管病変の診断法について概説する. | |
めまい診断における頸動脈・椎骨動脈の超音波検査 | 山中 敏彰ほか |
めまい診断における頸部超音波ドプラ検査の役割と有用性について概説し,総頸・椎骨動脈の血流動態異常によりめまいが発生する病態メカニズムについて考察した. |