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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 74

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 74

頚椎疾患・頚椎障害のリハビリテーション

長谷 斉/編

978-4-88117-324-4 C3047

2006年12月

mr0074

定価2,619円(税込み)

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目次

臨床上重要な頚椎の機能解剖
谷戸 祥之ほか
頚椎の解剖について従来あまり注目されなかった頚半棘筋に着目して記載した.後半は手術中の観察より棘間靱帯について記載した.
交通事故,転倒による頚部傷害の受傷機序―被頭部衝撃時の頚椎挙動解析結果から― 福島  真ほか
志願者実験による頚椎挙動解析の結果を基に,交通事故や転倒によって発生する非骨傷性頚髄損傷,軸椎歯突起骨折の受傷機序についての新たな知見を述べる.
頚椎の運動療法 小峰 美仁ほか
頚部痛や神経根症状を主体とする頚椎疾患の治療を行ううえで保存療法は第1に選択され,運動療法は保存療法のなかでも重要な位置を占め,他の治療と並行して行われる.本稿では,特に頚部・肩甲帯・上肢に対する運動療法に関して概説し,頚椎手術前後の運動療法についても言及した.
頚椎の理学療法 菊本 東陽
理学療法のなかでも物理療法は,その利用する物理的刺激の性質により,生理的作用や効果が異なる.頚椎疾患の病態・障害に応じた手段の選択で,効果的な治療が可能となる.
頚髄症に対する作業療法 酒井  浩ほか
頚髄症の作業療法では,手術前評価と術後早期からのアプローチが重要であり,STEFなどの有用な評価方法を用いて回復特性や治療効果,予後予測などを明らかにしていく必要がある.
頚椎疾患・頚椎障害に対するペインクリニック 細川 豊史
頚椎疾患・頚椎障害の様々な症状に対するペインクリニック的治療と整形外科的治療は表裏一体をなすものであり,両者の協力と理解,そして知識の整理が重要である.
頚椎症のリハビリテーション 長谷  斉
頚椎症の病態と治療法,リハビリテーションについて概説した.個々の症例の病態に従った治療とリハビリテーションが効果的である.
頚髄損傷のリハビリテーション 中村  濃ほか
頚髄損傷のリハビリテーションは将来的な麻痺の予後を見据えたゴール設定やプログラム作成,環境整備など,早期の社会復帰を目指したチームアプローチが重要である.
各種頚椎手術後の運動療法 石田 和宏ほか
頚椎変性疾患に対する一般的な後方手術(椎弓形成術)と前方手術(前方除圧・椎体間固定術)の運動療法について当院での取り組みを記述する.
頚椎由来の慢性疼痛管理プログラムの実際―慢性疼痛への認知行動療法を中心に― 中島 恵子
心理士による患者の見立て,心理評価,評価に基づく治療プログラムの作成,認知行動療法の実践,結果の考察までを「斜頚」という自験例を通して具体的に解説した.

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ISBN:978-4-88117-058-8 C3047
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