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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 45

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 45

頚椎神経根障害に対する最小侵襲手術

吉田宗人/編

978-4-88117-145-5 C3047

2007年12月

mi0045

定価3,080円(税込み)

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目次

〈Editorial〉 吉田 宗人
 
頚部神経根症に対する内視鏡下後方椎間孔拡大術
中川 幸洋ほか
頚部神経根症に対する内視鏡下椎間孔拡大術は,斜視鏡による内視鏡特有の術野のもとに,直視下の手術に比べて手暗がりになることなく良好な視野を獲得しながら手術が行えることが特徴である.
内視鏡下後方椎間孔拡大術のコツとpitfall 八木 省次
本術式は,頚部神経根症に対する術式の中で,現時点では,最も低侵襲なものと思われる.しかし,手技は習熟を要し,手術合併症を起こせば重篤なものと思われ,そのコツとpitfallに十分留意する必要がある.
頚部神経根症に対する肉眼下の後方椎間孔拡大術 田中 靖久
頚部神経根症に対する後方椎間孔拡大術で最も重要と思われる手順は,黄色靱帯の切除や神経根の展開に先駆けて,air-drillを駆使し,徹底して骨の切除を完了させることにある.
頚部神経根周囲の病態―顕微鏡下手術所見から― 住田 忠幸ほか
3,000例を超える頚椎顕微鏡視下手術の経験から,頚部神経根症の多彩な病態と,疾患に応じた後方除圧のポイントを,術中顕微鏡写真を提示して詳述する.
頚部神経根症に対する後方椎間孔拡大術―肉眼,顕微鏡,内視鏡手術の比較― 山崎 昭義
頚椎神経根症に対しては,後方からの椎間孔拡大術が有用である.しかも肉眼,顕微鏡よりは内視鏡の方が低侵襲であり,より望ましい方法である.
頚椎症性脊髄神経根症に対する椎弓形成術を併用した顕微鏡下椎間孔拡大術 笹井 邦彦
本術式による安定した成績を得るためには,顕微鏡下での洗練された,一定水準の手術テクニックの修得が必要である.本稿では,効果的かつ安全に行うための適応と手術手技のポイントを中心に述べる.
多椎間頚部脊髄神経根症に対する前側方アプローチ―antero-lateral partial vertebrectomy;ALPV― 小原  進
この術式は椎体側方や後方の病変を手術用顕微鏡を用いて直視下に根治的に除去し神経症状を改善させるものである.多椎間レベルであっても可能で,最大のメリットは骨移植を要しない点である.

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