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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 43

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 43

肘関節鏡視下手術の手順とpitfall

橋詰博行・今田光一/編

978-4-88117-143-1 C3047

2007年5月

mi0043

定価3,080円(税込み)

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目次

〈Editorial〉
橋詰 博行ほか
 
肘関節鏡視下手術の変遷 松浦 哲也ほか
肘関節鏡視下手術の体位,ポータル,適応,合併症といった基本的事項について歴史的変遷をもとに述べる.
肘関節の関節鏡および鏡視下手術(腹臥位) 島田 幸造
肘関節は比較的小さい関節腔の近くを重要な神経,血管束が走行しており,その鏡視下手術には事前の準備が重要である.鏡視下手術を念頭に置いたポジショニングとしての腹臥位による肘関節手技の概要を紹介した.
肘関節鏡(側臥位)の基本手技と手順 高橋 敏明ほか
術前診断を的確に行い,病変部に対しての処置を考え,術前プランとしてポータル部位,処置の手順を綿密に計画することが重要である.
肘関節鏡視下手術(仰臥位)の基本手技と手順 後藤 英之
仰臥位の肘関節鏡では上腕部に手台を用い小さな枕をいれて肘関節を浮かせた状態にするとよい.また前方鏡視では肩を外転および水平外旋すると内側からのアプローチが容易になる.
RA肘に対する関節鏡視下滑膜切除術の手術手技と注意点 橋詰 謙三ほか
我々の行っているRA肘に対する鏡視下滑膜切除術の手術手技,注意点,手術成績について述べた.
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(外側型野球肘)に対する肘関節鏡視下骨釘移植術の手技とpitfall 中村 俊康
上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎に対する肘関節鏡視下での骨釘移植術の手技とpitfallについて報告した.本手術の適応は分離初期の離断性骨軟骨炎で,離断部の関節軟骨の連続性があり,分離部の転位がない,またはわずかな症例である.分離部が明らかに転位した例や遊離期例では鏡視下に整復,骨釘固定することは困難である.肘関節鏡視下での骨釘挿入は肘関節強屈曲位で後方から行い,術後は2週間の外固定後,自動可動訓練を開始する.
スポーツ肘関節障害に対する肘関節鏡手術手技とpitfall 山崎 哲也
スポーツ肘関節障害のうち,全ての手術操作を関節鏡視下に行っている疾患の手術適応,手術手技とpitfallおよび手術成績を記述した.
肘関節鏡視下の橈骨頭骨折整復固定手術 中村 俊康
肘関節鏡視下での橈骨頭整復固定術について詳述した.Mason 2型骨折がよい適応で,前方および後方鏡視を併用しながら,エレバトリウムを用いて骨折を整復し,吸収性ポリ乳酸ピンなどで骨片を固定する.
内視鏡視下肘部管開放手術 鶴田 敏幸
小皮切による鏡視を利用した肘部管開放術である.直視下にて尺骨神経の剥離を行ったあと,遠位側,近位側のentrapment pointsを鏡視下にて切離する方法で,内側上顆の切除も皮切内で対応可能である.
USE systemを用いた肘部管症候群の内視鏡手術 吉田  綾ほか
USE systemを用いた肘部管症候群の内視鏡手術は局所麻酔下に外来日帰り手術で行える低侵襲手術である.本法の実際について説明する.

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