局所皮弁塾 あなたならこの顔の欠損をどう治す? 四ッ柳高敏/著
ISBN:978-4-86519-830-0 C3047
定価:12,100円(税込み)
悪性疾患をうたがう顔面および頸部所見
中島 格/編
978-4-88117-433-3 C3047
2008年2月
en0085
定価2,640円(税込み)
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顔面神経麻痺 | 上田 祥久 |
顔面神経走行を解剖学的に解説し,代表的な末梢性顔面神経麻痺の原因を列挙した.そのうち悪性疾患が原因で顔面神経麻痺をきたした症例について画像を用いて概説した. | |
脳神経麻痺 | 朝蔭 孝宏 |
耳鼻咽喉科医にとって脳神経の走行の理解は必須であり,特に海綿静脈洞の解剖,三叉神経の走行,頸静脈孔を通過する神経の走行の理解が重要である. | |
顔面・頬部の腫脹 | 今手 祐二 |
顔面・頬部の腫脹をきたす悪性腫瘍の評価では骨破壊の評価にはCTが,また腫瘍の性状や進展範囲の詳細な評価にはMRIが有用である. | |
顎下部の腫脹 | 藤本 保志 |
顎下部の腫脹をきたす疾患のなかで顎下腺癌,口腔癌の顎下リンパ節転移,悪性リンパ腫などの診断・治療の流れを実際の症例を呈示しつつ述べた. | |
前頸部腫脹 | 家根 旦有 |
前頸部腫脹の代表的な悪性疾患である甲状腺癌の効率的な診断方法(エコー,穿刺吸引細胞診など),喉頭癌などの前頸部進展例の検査方法について述べる. | |
上深頸部腫脹 | 吉崎 智一 |
上深頸部は下顎骨の存在により死角になりやすい.最も注意すべき疾患は上咽頭癌であるが,耳下腺癌や聴器癌も念頭に置くべきである.上咽頭癌はしばしば両側性転移をきたす. | |
中・下深頸部腫脹 | 藤井 隆ほか |
中・下頸部腫脹が悪性腫瘍のリンパ節転移である場合には進行癌であり,診断確定は急を要するため,頭頸部癌・悪性リンパ腫を念頭に置いた頸部所見と鑑別診断について述べた. | |
鎖骨上窩腫脹 | 冨田 俊樹 |
鎖骨上(窩)リンパ節の腫脹は遠隔臓器に生じた癌の転移が多い.その多くは予後もきわめて不良であり,他の頸部リンパ節腫脹とはおのずと異なった対応が必要となる. | |
多発性のリンパ節腫脹 | 荻野 武 |
多発性頸部リンパ節腫脹において悪性疾患を見逃さないためには,各疾患の触診や検査所見の特徴を念頭に置いて診察することが重要である. | |
頸部皮膚の発赤・腫脹・分泌物 | 三谷 浩樹 |
頸部皮膚の発赤・腫脹・分泌物を有する悪性疾患は転移性リンパ節腫脹,原発癌皮膚浸潤や癌の皮膚転移が代表的であり様々な臨床例を示す. |