
1人医長マニュアル 熱傷診療の戦略と実践―小規模・中規模施設での診断・治療のリアル―
樫村 勉/編
978-4-86519-935-2 C3047
2026年7月
pe0235

定価3,300円(税込み)
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| 小規模施設での熱傷診療 | 長崎 敬仁ほか |
| 本稿では,小規模施設における診療の工夫に加え,地域医療の持続可能性を踏まえた今後の展望について論じる. | |
熱傷深度と面積評価 |
林 稔 |
| 熱傷面積と熱傷深度の評価方法,さらに専門医不在時の熱傷診療の実際と医療連携について述べる. | |
| 熱傷急性期の全身管理 | 中林 隼斗ほか |
| 熱傷の全身管理では,尿量を指標とした過不足のない輸液管理,早期経腸栄養による代謝管理,標準予防策と身体診察に基づく感染管理が予後を左右する重要な柱である. | |
| 創面の初期管理―洗浄・外用剤・ドレッシング材の選択と使い分け― | 木村 知己 |
| 小・中規模施設でも実践可能な熱傷初期管理を,エビデンスに基づき整理した.創面状態(特に滲出液量)に応じた洗浄,外用剤・ドレッシングの適切な選択が治療の要点である. | |
| 壊死組織のデブリードマンと創閉鎖の基本手技 | 本間 健人ほか |
| 2~3週以内の上皮化可否を分水嶺として熱傷深度を再評価し,壊死組織を残さない確実なデブリードマンと部位別に最適化した植皮選択により,限られた資源下でも早期かつ安全な創閉鎖を実現する. | |
| Enzymatic Debridement(ネキソブリッド®)の小規模施設での施行 | 森田 尚樹 |
| 化学的デブリードマン製剤,ネキソブリッド®の使用時の操作の煩雑さに対し,当院のような少人数施設でも十分施行可能な工夫をタイムスケジュールごとに記しました. | |
| Hydrosurgical Debridement(VERSAJET®を用いた水圧式デブリードマン) | 坂本 道治 |
| Hydrosurgical debridementは健常組織を温存しつつ壊死組織を選択的に除去でき,熱傷治療における低侵襲治療に有用である. | |
| RECELL®戦略的活用 | 青木 昂平ほか |
| RECELL®キットを用いた自家皮膚細胞移植術(Spray‒On Skin Cells)はDDB/DB創面および採皮部に単独あるいは自家皮膚移植と併用することで早期の上皮化が得られる.本稿は,これからRECELL®キットの導入を考えている施設の手引きとなると考える. | |
| 特殊部位熱傷の治療―手指・顔面・会陰熱傷における管理と手術的考慮点― | 小野 真平 |
| 特殊部位熱傷では受傷面積よりも機能・整容面への影響が重要である.創閉鎖のみを目標とせず,拘縮や変形を予測しながら治療方針を決定する. | |
| 小児・高齢者の熱傷診療 | 谷 ありさ |
| 小児・高齢者熱傷は重症化・死亡リスクが高く,初療時の適切なリスク評価が重要である.治療においては,小児では「いかに早く,きれいに治すか」,高齢者では「全身状態を考慮した治療戦略」が求められる. | |

