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Monthly Book Derma(デルマ) 374

Monthly Book Derma(デルマ) 374

ダーモスコピー診断マニュアル<増刊号>

外川 八英/編

978-4-86519-770-9 C3047

2026年6月

de0374

定価6,600円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

★★★6月9日(火)発売予定!ご予約承ります!★★★
豊富な図写真で、ダーモスコピーの基本から部位別所見まで徹底解説!最新のAI画像診断まで網羅し、日常診療での診断力を高めます。
エキスパートだからこそ伝授できる治療のコツやポイントも、丁寧に紹介しています!

目次

Ⅰ.ダーモスコピーの基本
ダーモスコピーの特徴 坂井 浩志
ダーモスコピーは臨床像や病理組織像と関連付けて理解する必要があるが,皮膚の3次元構造を理解するとダーモスコピーパターンの理解が深まる.
ダーモスコピー用語と基本的所見 外川 八英
用語を共通言語として的確に理解し,対称性と構築から総合評価する重要性を示す.
ダーモスコピーの部位による所見の見え方の違い 小熊 玲奈
ダーモスコピーに用いられるメラノサイト病変の基本用語のうち,生毛部,顔・頭部,掌蹠といった解剖学的部位ごとに特異的な用語を,それぞれの皮膚構造の組織学的な解説とともに整理する.
2段階診断法 第1段階 外川 八英
メラノーマを見抜くには,まずメラノサイト病変かどうかを見極める必要があり,ネットワーク構造の例外,背景因子なども考慮した慎重な判断が求められる.
2段階診断法 第2段階 外川 八英
第2段階では単一アルゴリズムに固執せず,各診断法の感度・特異度や特性を理解し,症例や診療環境に応じて使い分けることが実践的なメラノーマ診断につながる.
Ⅱ.顔面の病変
色素細胞母斑とメラノーマ 皆川  茜
顔面色素性病変では,メラノーマの見逃し防止と過剰生検回避の両立が重要である.Inverse approachなど,ダーモスコピー所見による鑑別法を解説する.
日光黒子,脂漏性角化症 東野 俊英
脂漏性角化症のダーモスコピー診療では,その亜型を含め,病変が発生から成熟に至る自然史と病理組織学的背景を念頭に置いて,総合的に評価することが重要である.
基底細胞癌 古賀 弘志
メラノサイト系病変の所見がなく,基底細胞癌の主要ダーモスコピー所見が1つ以上あれば基底細胞癌と診断する.
日光角化症・有棘細胞癌におけるダーモスコピー像 後藤 寛之
色素を有さないケラチノサイト系腫瘍でも,ダーモスコピーは診断を予測し,初診時から治療の見通しを立てることができる有用なツールである.
口唇のメラノーシスとメラノーマ 岸  晶子
メラノーシスは環状・線状パターンが主で混在しても単調である.メラノーマは青・灰・白色のいずれかの色調と無構造領域がみられる.
Ⅲ.躯幹・四肢(生毛部)の病変
色素細胞母斑とメラノーマ 芳賀 貴裕
色素細胞母斑とメラノーマを鑑別するうえで,ダーモスコピーの所見が非常に有用であることは言うまでもない.しかし,ダーモスコピーで得られた所見でこれらを完全に鑑別できるものではないことも理解しておく必要がある.
Spitz母斑の臨床像・ダーモスコピー所見と良悪性病変の鑑別について 緒方  大
Spitz母斑のダーモスコピーでは,starburst,globular,negative pigment networkなどが経時的変化を伴い出現する.
非典型病型悪性黒色腫のダーモスコピー‒結節型・無色素性・線維形成性および自然消退例の診断の要点‒
木村亜里紗ほか
臨床・ダーモスコピー像において判断に苦渋することの多い悪性黒色腫の非典型病型について,診断の手がかりを症例提示や鑑別疾患を交えて解説する.
ボーエン病 高藤 円香
Bowen病における基本的なダーモスコピー所見および血管・角化・色素を体系的に評価し,それぞれの軸から考えた,慢性湿疹や日光角化症などとの鑑別点を理解する.
汗孔腫
大原 國章
Poromaの臨床像は多彩であり,病理所見もまたそれに対応した病型がある.ダーモスコピーもこの多様な形態に対応した所見を示す.
付属器癌 楠谷  尚
付属器癌では,多形性血管や構造・色調の不均一性を手がかりに,ダーモスコピーで悪性腫瘍を疑うことが重要である.
Ⅳ.掌蹠・爪の病変
掌蹠の色素細胞母斑とメラノーマ 清原 隆宏
掌蹠の皮膚は皮溝,皮丘,汗孔からなる特有の構造を持ち,ダーモスコピー所見はこの解剖学的特徴を反映する.ダーモスコピーと病理組織の相関を認識することが重要である.
毛細血管拡張性肉芽腫と鑑別診断 前 賢一郎
毛細血管拡張性肉芽腫は臨床的に,汗孔腫や結節型の無色素性メラノーマに類似する病変である.それぞれのダーモスコピー所見を詳述する.
爪甲色素線条 宇原  久
悪性を疑うポイントは,メラノーマを疑うダーモスコピー所見が複数存在し,かつ成人以後の発症で,色素線条が単指(趾)に限局することである.
Ⅴ.陰部・炎症性疾患・膠原病のダーモスコピー
陰部・粘膜部の色素性病変 宮下  梓
陰部・粘膜部の色素性病変について良性と悪性(特にメラノーマ)の鑑別が重要であり,ダーモスコピー所見の鑑別点を中心に紹介する.
湿疹・乾癬・扁平苔癬のダーモスコピー像,および爪乾癬・爪扁平苔癬のダーモスコピー(onychoscopy)像 眞部 恵子
乾癬,湿疹,扁平苔癬のダーモスコピー所見をまとめ,また爪乾癬,爪扁平苔癬のダーモスコピー(onychoscopy)所見についてもその鑑別点を踏まえ記載した.
膠原病の爪郭部毛細血管異常 長谷川 稔
全身性硬化症や皮膚筋炎では,キャピラロスコピーを用いた爪郭部毛細血管の観察が,診断や評価に有用である.ダーモスコピーでの代替の可能性について解説する.
疥癬,マダニのダーモスコピー 坂井 浩志
ダーモスコピーは寄生虫診療において,非侵襲的に虫体と寄生所見を可視化でき,診断の確度とスピードを高める.特に疥癬では疥癬トンネルの検出に有用であり,検査部位の選定にも役立つ.
Ⅵ.脱毛症 クリニックの実践ダーモスコピー
頭部:トリコスコピー(円形脱毛症,壮年性脱毛症) 木下 美咲
円形脱毛症と壮年性脱毛症における代表的トリコスコピー所見と診断の進め方を学ぶ.
頭部:トリコスコピー(瘢痕性脱毛症,その他の脱毛症) 浦﨑 智恵
原発性瘢痕性脱毛症を中心に,トリコチロマニア,休止期脱毛症,全身性エリテマトーデスおよび甲状腺機能低下症に伴う脱毛症のトリコスコピー所見について解説する.
クリニックにおけるダーモスコピー活用法 山本 洋輔
皮膚腫瘍に限らず日常診療のあらゆる場面で役立つダーモスコピーを,クリニック診療にどう組み込み,患者満足度向上につなげるかを解説する.
開業医のダーモスコピーの工夫 佐藤 俊次
ダーモスコピーは侵襲もなく簡便で短時間で可能な外来検査である.悪性病変の早期発見に役立つので,術後瘢痕も小さくて済み,整容面においても良好なQOLが得られる.
Ⅶ.ダーモスコピー診療の未来と拡がり
AIとダーモスコピー―研究最前線から日本での実装課題まで― 外川 八英
研究高性能と実臨床の乖離を踏まえ,国内検証と戦略的実装が鍵である.
大学でのメラノーマ診療とダーモスコピー 猪爪 隆史
本邦におけるメラノーマの診療を発展させるためのダーモスコピー活用法について考察した.

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