
脳卒中後上肢麻痺に対するリハビリテーション治療の理論と実践
角田 亘/編
978-4-86519-969-7 C3047
2025年11月
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定価2,750円(税込み)
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| 脳卒中後上肢麻痺の疫学・病態・回復過程 | 小山 哲男 |
| 脳卒中で上肢麻痺は典型症状である.その解剖生理,病態生理,臨床像,予後予測,リハビリテーション医療における実践を理解することは,脳卒中医療を広くカバーする知識の一助となり得る. | |
| Constraint-induced movement therapy | 青山 公紀ほか |
| Constraint-induced movement therapyは麻痺手の集中的な使用,反復的課題指向型アプローチ,訓練によって獲得した麻痺手の機能回復からなるが,適切に行うにはshapingとtask practice,transfer packageの視点が重要である. | |
| 反復性経頭蓋磁気刺激 | 知野 俊文ほか |
| 反復性経頭蓋磁気刺激の有効性や安全性に関する豊富なエビデンスを提示しながら,具体的な治療プロトコルやスケジュールについても紹介している. | |
| 経頭蓋直流電気刺激 | 新見 昌央 |
| 経頭蓋直流電気刺激は頭皮から頭蓋内へ微弱な電流を流すことで刺激部位を賦活あるいは抑制させる.特に慢性期において脳卒中後上肢麻痺を改善させる効果が得られる. | |
| 神経筋電気刺激 | 菱川 法和ほか |
| 脳卒中後上肢麻痺に対する神経筋電気刺激は,訓練時間以外の日常生活においてもリハビリテーション治療として臨床展開が可能であり,今後のさらなる発展が期待される. | |
| 運動学習を促進する上肢訓練支援ロボット | 宮坂 裕之ほか |
| 上肢訓練支援ロボットは,動作補助と反復訓練を通じて運動学習を促進する治療手段である.各ロボットの特性を理解し,病期や重症度に応じて使用することが重要である. | |
| Virtual reality訓練 | 北林 莞太ほか |
| 脳卒中後上肢麻痺に対するvirtual reality訓練により,脳の機能的再構築が促され,従来のリハビリテーション治療に追加の利点をもたらす可能性がある. | |
| Brain-computer interface | 服部 憲明 |
| Brain-computer interfaceとはどのようなものか,また,脳卒中後重度上肢麻痺に対するBrain-computer interfaceを用いた治療で想定される作用機序や有効性を示すエビデンスを解説する. | |
迷走神経刺激 |
関根希和子ほか |
| 新たな治療的介入である迷走神経刺激には,埋め込み型のものと経皮的なものがある.いずれも脳の可塑性を高めることで脳卒中後上肢麻痺の回復を促すものと期待される. | |
| 上肢痙縮に対するA型ボツリヌス毒素治療 | 殷 祥洙 |
| A型ボツリヌス毒素施注による近位筋の痙縮軽減は,上肢全体の能動的運動機能改善に重要である. | |
| できることを拡大するリハビリテーション訓練―上肢麻痺患者へのADL・IADL訓練における工夫― | 山中 勝正ほか |
| 脳卒中後の上肢麻痺患者にとって,機能回復とともにADL・IADL動作の獲得が自宅退院にとって重要となる.ADL・IADL動作の中で,麻痺側上肢の使用頻度向上を図る取り組みを紹介する. | |

