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Monthly Book Derma(デルマ) 366

Monthly Book Derma(デルマ) 366

皮膚科エマージェンシー<増大号>

帆足 俊彦/編

978-4-86519-698-6 C3047

2025年10月

de0366

定価5,610円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

★★★10月21日(火)発売予定!ご予約承ります!★★★
日常皮膚診療で遭遇する緊急症例から、エキスパート達が見逃さない診療時の
“違和感”を学び、知っておくべき迅速な対応法をまとめました。

目次

湿疹・皮膚炎におけるエマージェンシー
井汲 菜摘ほか
接触皮膚炎とアトピー性皮膚炎は日常診療で頻繁に遭遇するが,稀に重症化し,救急対応や入院が必要となる.注意すべき病態と救急処置・対策をまとめた.
角化症におけるエマージェンシー
市山  進
乾癬の治療経過中に遭遇し得る治療関連副反応,汎発性膿疱性乾癬,全身性の合併症と対応について記載した.
蕁麻疹,アナフィラキシーにおけるエマージェンシー 千貫 祐子
蕁麻疹,アナフィラキシーのエマージェンシーは,血管性浮腫による気道閉塞やアナフィラキシーショックによる意識消失,血圧低下である.
紅斑症におけるエマージェンシー 石橋 正史
スイート病とベーチェット病は,紅斑症のなかでも臓器障害や合併症を引き起こす可能性がある疾患である.本稿では,早期診断と適切な治療の要点を概説した.
水疱症におけるエマージェンシー 氏家 英之
自己免疫性水疱症では皮膚粘膜病変に起因する緊急事態や治療に伴う感染症や副作用などが生じ得る.表皮水疱症の重症例では出生後より敗血症など様々な緊急事態が生じ得る.
ウイルス感染症におけるエマージェンシー 渡辺 大輔
皮膚科医が直面する可能性のあるウイルス感染症の “エマージェンシー” について概説し,早期診断や感染対策,初期対応の重要性について解説する.
皮膚・軟部組織感染症におけるエマージェンシー 沢田 泰之
皮膚軟部組織感染症,壊死性軟部組織感染症のそれぞれについての説明とその鑑別法を解説する.
物理・化学的障害におけるエマージェンシー―熱傷・化学熱傷や放射線皮膚障害への対応について― 田中 隆光
広範囲熱傷では,重症度判定や輸液を含めた全身管理が大切で,1週間以内に壊死組織を除去する.化学熱傷では,物質によって中和剤を使用する.また,起壊死性抗がん剤の血管外漏出に注意する.
有害節足動物による皮膚障害におけるエマージェンシー 夏秋  優
皮膚科救急ではハチ刺症,ムカデ咬症,クモ咬症,マダニ刺症などに対する処置が必要で,特にアナフィラキシー症状への対応が重要である.
血管炎・脈管障害におけるエマージェンシー 川上 民裕
全身性血管炎での顕微鏡的多発血管炎,結節性多発動脈炎,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症,皮膚血管炎でのIgA血管炎,蕁麻疹様血管炎,クリオグロブリン血症性血管炎を挙げた.
膠原病におけるエマージェンシー 野田 莉佳ほか
膠原病で緊急対応を要する病態のうち皮膚科医の関与が大きいものとして,皮膚に関する症状,そして皮膚症状から予測できる内臓病変について考察する.
皮膚悪性腫瘍(原病によるもの)におけるエマージェンシー 加藤 潤史
皮膚悪性腫瘍に合併し得る緊急病態とその診断・治療の要点を概説する.
皮膚悪性腫瘍(薬剤の有害事象によるもの)におけるエマージェンシー 吉野 公二
皮膚悪性腫瘍で使用されるキードラッグは免疫チェックポイント阻害薬であるが様々な服用があり,ときにエマージェンシーとなり得るので注意を要する.
皮膚リンパ腫におけるエマージェンシー 菅谷  誠
皮膚悪性リンパ腫では病勢の悪化,感染症,骨髄抑制,熱傷,薬疹,移植片対宿主病などのエマージェンシーが起こり得る.定期的な検査と遅滞のない対応が必要である.
薬剤による皮膚有害事象におけるエマージェンシー 水川 良子
重症薬疹を対象に,薬剤有害事象によるエマージェンシーをその場面ごとの対応につき概説した.
クリニックでの診療におけるエマージェンシー 鈴木さやか
都内の皮膚科クリニックで経験したエマージェンシー症例をまとめ,症例提示と1人医師体制での実際的な対応法を示した.

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