これ1冊!心療皮膚科入門
堀 仁子/編
978-4-86519-697-9 C3047
2025年9月
de0365
定価2,860円(税込み)
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皮膚科における心身医学的診療の必要性と精神皮膚科学的疾患の新分類 | 上出 良一 |
精神皮膚科学的疾患の国際的新分類が最近提唱されたのでその概略を紹介する.それを大枠として日常診療で傾聴的問診を行うことで診療の質を上げることができる. | |
傾聴から始める皮膚心身医学 | 檜垣 祐子 |
傾聴は,心身医学の臨床の場で医療者に求められる基本的な診療態度であり,共感的,受容的に話し手に耳を傾け,聞き手自身に無理がないという態度のことである. | |
解決志向面接がもたらす対等性について | 清水 良輔 |
治療に必要な行動のモチベーションを上げるために,医療者も含めた患者システムにおける対等性が重要で解決志向面接はそのための最適な会話理論であると考えられる. | |
皮膚科診療における交流分析 | 堀 仁子 |
交流分析のエゴグラムについて説明し,皮膚科診療におけるその活用法について述べる.症例を提示し,エゴグラムの解釈をもとに行った心身医学的アプローチを説明する. | |
皮膚科における自律訓練法 | 山北 高志ほか |
自律訓練法は体系化されたセルフケア技法であり,不安や緊張が強い皮膚科心身症に適している. | |
皮膚科における森田療法 | 細谷 律子 |
森田療法はあるがままの体得をめざした精神療法である.症状や感覚,行動に対するとらわれから解放させ,生き方(人生観)の転換を生じさせる.慢性,難治化した皮膚症状改善の一助となる. | |
心身症の薬物療法 |
羽白 誠 |
皮膚症状と精神症状はリンクしており,皮膚科治療に向精神薬を併用することで精神症状だけでなく皮膚症状も改善することが少なくない. | |
発達に特性のある子どもの診療 | 永春 幸子ほか |
発達障害とは何か,発達に特性のある子どもがどう育っていくかを紹介する.発達に特性のある子どもの皮膚科診療で想定される問題と対処法を,事例を交えながら説明する. | |
思春期の子どもたちの心を診る―児童精神科医の立場から― | 武井 明 |
心の問題を抱えた思春期の子どもたちの診察は,大人とは違った大変さがある.その理由を考えるとともに,子どもたちに対する関わり方のヒントを述べてみた. | |
症例から学ぶ高齢者の皮膚科診療 | 植木 理恵 |
高齢者の尊厳を守り,高齢者心理に配慮し,さらに認知症を理解した診療を心掛けることが重要である. |