ホーム  > 

PEPARS(ペパーズ) 223

PEPARS(ペパーズ) 223

メディカルイラストレーション

久徳 茂雄/編

978-4-86519-923-9 C3047

2025年7月

pe0223

定価3,300円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

★★★7月16日(水)発売予定!ご予約承ります!★★★

目次

メディカルイラストレーション(Mi)とは―日本のMiの歴史と今,これから― 久徳 茂雄
本特集の緒言としてメディカルイラストレーション(medical illustration;Mi)の概要と,本邦における歴史と現在,これからについて紹介する.
メディカルイラストレーションについて レオン佐久間
メディカルイラストレーションは医療情報の共通理解他,研究,発表,教育,啓発,更に地域医療にも貢献するなど多分野に活用が求められている.そのためには,官民,医学界が医療者,クリエイターなどの人材育成の必要とスキルを高める重要性について述べる.
革命的アプリケーションMEDITOR®の開発と目的 永田 徳子
制作費用が嵩むためプロにMiを依頼できる医師や企業・組織はごく一部であった.その結果,Miが必要な人々に十分に行き届かず,様々な社会課題が生じている.この課題を解決するためにMEDITOR®を開発した.
Keynoteで始めるメディカルイラストレーション―形成外科医が描く,魅せる図解の世界へ― 小野 真平
Keynoteを活用すれば,医師が自ら高品質なメディカルイラストを簡便に作成でき,教育・診療・研究に視覚的説得力を与える強力なツールとなる.
医師が自ら作るメディカルイラストレーションの意義 中村  優ほか
メディカルイラストレーション(Mi)は,医学的情報を明確に伝えるために重要であり,特に論文や学会発表では正確性と視認性が求められる.専門のイラストレーターに依頼することもあるが,医学的な理解が不十分な場合もあり,医師自身が作成することでより適切な表現が可能となる.論文挿絵や漫画,学会ポスターの事例から,Miの有用性と,医師がその技術を身につける意義を示す.
魅せる図説を作る
木村武一郎
イラストの魅力は機能に依存しており,不要なものを削ぎ落とした簡素なものを作ることが目標地点である.含めるべきエッセンスの決め方について,本稿では述べる.
医師養成とメディカルイラストレーション―マクロからミクロまで― 森谷 卓也
メディカルイラストレーションは,描き手が重要な部分を強調できるメリットがあり,そのスキルを身に付ければ医療現場で役立つ.実際に医学生がどのようにそれを学んでいるか,紹介する.
医療とアートをつなぐ中間領域―“庭”としての学会活動の現在地― 明石 道昭
Mi学会は「庭」として,医療者が制作活動を通じ自己変革し,臨床と教育に革新をもたらす絶好のプラットフォームとなる.
形成外科領域における3D表現法(3D viewer/AR/VR/3D print) 秋元 正宇
CTなどの臨床データを変換加工し活用する方法を開設する.3次元表示,VR,3Dプリントなどを読者自身の手で実体験していただければ幸いである.
3Dモデルと拡張現実(AR)を組み合わせた手術シミュレーション
梅田 千鶴ほか
我々が開発した3次元実体軟硬組織モデルの活用事例と,3DモデルとARデバイスを組み合わせた手術シミュレーションについての使用経験について解説する.
ロボット手術の現状と臨床の実際 上村 哲司
未来の医療は,技術と人間の手が結びつく瞬間から始まり,そして,技術と人間の繋がりが,次の時代に新しい風を吹き込むと考え,その印象をメディカルイラストレーションとして描いた.

ページトップへ