耳鼻咽喉科必須!あなどってはいけない発熱
森田由香/編
978-4-86519-718-1 C3047
2025年6月
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定価2,860円(税込み)
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耳鼻咽喉科領域における発熱の原因は多岐にわたり、感染症に限らず重篤な病態も含まれる。エキスパートにより診断・治療の視点を多角的に解説。他科との連携、実臨床での適切な対応に役立つ内容となっています。
発熱の診方 |
大塚 勇輝ほか |
発熱患者に遭遇したとき,どのように鑑別や診断を進めるべきか,総合診療医の視点から私見も交え解説する. | |
耳疾患による発熱 | 金沢 弘美 |
耳疾患による発熱は,小児では一般的であるのに対し,成人では稀であるが頭蓋内合併症が隠れている可能性がある.発熱以外の所見を見落とさないことが大切である. | |
発熱を呈する鼻疾患 | 髙倉 大匡 |
鼻症状に発熱を伴う場合,感染症,悪性腫瘍,膠原病類縁疾患などの存在に留意する必要がある.本稿では,発熱を伴う鼻副鼻腔疾患の診断と治療の要点について概説する. | |
咽喉頭疾患による発熱 | 河野 通久ほか |
発熱を伴う咽喉頭疾患には気道緊急や重症化を招く感染症や自己免疫疾患などの全身疾患が潜む.早期診断と適切な対応が重症化防止の鍵であり,本稿ではその要点を解説する. | |
リンパ節腫脹を伴う発熱 | 石井 亮 |
発熱とリンパ節腫脹の鑑別には熱型やリンパ節の特徴を重視し,特にHIV感染症やそれと関連する疾患への注意が重要である. | |
頸部腫脹を伴う発熱 | 松延 毅 |
頸部腫脹を生じる疾患は炎症性腫脹,腫瘍性腫脹,先天性腫脹に大きく分けられるが発熱を伴うものはほとんどが炎症性疾患である.知識を整理して系統的に診察にあたれば鑑別できることが多い. | |
術後発熱について | 田中 英基ほか |
術後発熱の原因には感染性(手術部位ごとのSSIや遠隔部位感染など),非感染性(薬剤熱など)がある.それぞれの早期診断・治療に加え,周術期の予防も重要である. | |
頭頸部癌治療中の発熱 | 植木 雄志ほか |
頭頸部癌治療中には施行中の治療に応じた様々な病態に基づく発熱に遭遇する.抗がん治療を中断/中止しないためには適切な判断と迅速な対応が必要である. | |
自己免疫疾患による発熱 | 山田 和徳 |
様々な自己免疫疾患で発熱を伴うが,本稿では耳鼻咽喉科領域に症状を示し,比較的頻度の高い血管炎や全身性エリテマトーデスについて概説する. | |
皮疹を伴う発熱 | 武居いづみほか |
皮疹を伴う発熱がみられた場合,薬疹,感染症,膠原病およびその類縁疾患,悪性腫瘍といった疾患が鑑別に挙がる.特に耳鼻咽喉科診療において重要な疾患を解説する. |