手元に1冊!抗菌薬の適正使用ガイド
矢野寿一/編
978-4-86519-712-9 C3047
2025年1月
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定価2,860円(税込み)
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上気道疾患を扱う耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域において、感染症や薬剤耐性菌問題の重要性を踏まえ、エキスパートにより日々の臨床現場ですぐに役立つ実践的な対策を解説。
小児急性中耳炎 | 熊井 琢美 |
小児急性中耳炎診療ガイドライン2024を踏まえた肺炎球菌とインフルエンザ菌の分離状況および抗菌薬耐性化について,そして現状で推奨される抗菌薬療法について述べる. | |
急性鼻副鼻腔炎 | 河野 正充ほか |
急性鼻副鼻腔炎の正確な診断と重症度分類を行い,細菌感染が疑われる症例に対して適切な抗菌化学療法を行うことが重要である. | |
急性咽頭炎 |
宇野 芳史 |
急性咽頭炎・扁桃炎の抗菌薬適正治療については,抗菌薬の不適正使用に注意をおき,対象症例の抗菌薬投与の必要性の有無を常に意識して治療を行う必要がある. | |
嫌気性菌感染症 | 阪上 智史ほか |
嫌気性菌の種類と特徴を把握して確実な検出と抗菌治療を行えるようにする.好気性菌との混合感染によって病原性が増悪することがあるため,注意する. | |
耳鼻咽喉科領域における真菌感染症 | 西原 悠二ほか |
急性侵襲性副鼻腔真菌症は経過が早く致命的となる.十分量の培養・病理検体を採取した後,抗糸状菌活性をもつリポソーマルアムホテリシンBを開始し,病巣のデブリードマンを行う. | |
MRSA感染症 | 馬場 啓聡 |
MRSAは臨床現場でもっとも遭遇する機会の多い多剤耐性菌である一方,病原性も高い.病態に応じた最適な対応を行うため,各抗MRSA薬の特性を十分に理解しておく必要がある. | |
抗酸菌感染症 | 水野 友貴ほか |
頭頸部結核は他疾患と類似した症状を呈し,時に診断に難渋する.本稿では頭頸部結核の臨床像と診断,感染対策について解説する. | |
耳鼻咽喉・頭頸部外科手術における術後感染予防抗菌薬の適正使用 | 矢野 寿一 |
手術部位感染症の防止のため,さらには耐性菌出現予防のために術後感染予防抗菌薬の適切な使用が重要である. | |
耳鼻咽喉・頭頸部外科領域における医療関連感染対策 | 角田梨紗子 |
耳鼻咽喉・頭頸部外科領域における医療関連感染対策としては,標準予防策が基本となり,中でも手指衛生,個人防護具,呼吸器衛生,機器の取り扱いは特に重要となる. | |
耳鼻咽喉・頭頸部外科領域における滅菌と消毒―内視鏡を中心に― | 鈴木 由希 |
耳鼻咽喉・頭頸部外科における内視鏡や医療器具は,患者の体液や飛沫により汚染が起こりやすい.それぞれの消毒薬の特性とスポルディングの分類に基づき,適切な管理が求められる. |