大好評の「No.169 苦手を克服する手外科」の続号がついに刊行!
手外科のエキスパートが教えるコツ満載!さらなる高みを目指す手外科医におススメ!
マイクロサージャリーを伸ばす―スーパーマイクロサージャリーを極める― | 山本 匠ほか |
スーパーマイクロサージャリーにより0.5mm未満の脈管・神経の安全な剝離・吻合が可能となる.穿通枝吻合,神経束縫合,リンパ管吻合,キメラ型SCIP・一期的超薄皮弁挙上などが手外科再建に応用される. | |
手指への遊離皮弁を伸ばす―similar tissue flapを適応する― | 今泉 督ほか |
◯手,指,足,趾の特徴と各々の皮弁の特徴 ◯術中術後変化に対する工夫 ◯小さい皮弁に確実に血管茎を含めるために超音波カラードプラの利用 |
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手指骨折を伸ばす―複雑・高難度(難治性)骨折への対応― | 市原 理司 |
手指多重骨折は治療に難渋する骨折であるが,Ichi-Fixator Systemの登場により本骨折の治療の選択肢が増えたことを詳述する. | |
重度手部外傷を伸ばす―ここまでできる機能再建― | 久能 隼人 |
重度手部外傷の治療における診断,評価および治療戦略とその実際について述べる.治療は救急搬送時から始まり,正確な診断,評価とそれに基づく治療戦略の立案とその遂行が良好な成績,機能を獲得させるための鍵となる. | |
変形性関節症を伸ばす―OAに対する最新治療― |
宇佐美 聡 |
手指の変形性関節症の手術介入にあたっては,いくつかの治療選択肢を提供できることが患者満足度につながる.今回筆者が実践している除痛を図りながら関節可動域を残す手術を中心に述べる. | |
関節鏡治療を伸ばす―手外科における関節鏡を用いた発展的治療― | 村田 景一 |
筆者らの行っているTFCC尺骨小窩部損傷に対する関節鏡視援助下手術,Kienböck病のLichtman分類Stage Ⅲに対する鏡視下月状骨切除術,肘部管症候群に対する鏡視下神経皮下前方移動術について述べる. | |
手の先天異常を伸ばす―知っておきたい最新知識― | 齊藤 晋 |
手の先天異常の新しい分類であるOMT分類を紹介した.また,母指多指症に合併する母指球筋低形成や腱および腱鞘の異常を予測するための新しい概念を紹介した. | |
上肢の軟部腫瘍を伸ばす―最近の動向,そして悪性腫瘍を見逃さないために― | 保坂 正美ほか |
手外科領域の軟部腫瘍は他部位より良性が多いが良性疾患との鑑別困難な悪性腫瘍も見られるため診断には慎重な対応が望まれる.最近の軟部腫瘍診療の動向を解説する. | |
手指領域への漢方治療を伸ばす―究極の薬物治療― | 冨澤 英明 |
漢方薬で血流を改善させて合併症を抑えよう!手外科領域の疾患・周術期に有用な処方を厳選し,現代医学的イメージで,より高みを目指す手外科医が知るべき,古い薬の新しい使い方を解説する. | |
手外科の未来を伸ばす―これからの手外科の未来― | 鳥谷部荘八 |
手外科分野における現在の発展的な技術から,これから進歩していくであろうXR(extended reality)技術やロボティックサージャリーなどの未来の手外科について,実際の症例を織り交ぜて解説する. |