皮膚科らしい傷の治しかた
浅井 純/編
978-4-86519-676-4 C3047
2024年2月
de0344
定価2,860円(税込み)
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創傷治療における外用療法、外科的治療、ドレッシング材などの基本的な治療法と難治性の皮膚潰瘍や熱傷などへの対処法についても詳しく解説しました。
皮膚潰瘍に対する外用療法 | 安田 正人 |
皮膚科らしい治療の代表である外用療法を知り,適切なwound bed preparationを実現しよう. | |
皮膚潰瘍に対するドレッシング材 | 鹿児山 浩 |
個々のドレッシング材の特性を理解し,症例に応じて適切なドレッシング材を選択することが重要である. | |
皮膚潰瘍に対する外科的治療―局所皮弁,植皮,培養表皮など,潰瘍に対する(皮膚科でもできる)外科治療の適応,使い分けについて― | 田中 隆光 |
皮膚潰瘍の治療は,整容面や機能面などを考慮して治療法を選択し,皮弁や植皮などの再建法がその疾患に適切であるか検討し行うべきである. | |
皮膚潰瘍に対する陰圧閉鎖療法 | 皿山 泰子 |
陰圧閉鎖療法の機器は改良を重ねられ,使用法や適応となる創が増えた.各治療法の特徴や効果的に使用するポイントについて述べる. | |
熱傷の診断と治療 |
飯野 志郎 |
すべての皮膚科医が,重症度判定をはじめとした初期対応および外用薬やドレッシング材を用いた局所治療を適切に行えるようになることを目標とする. | |
糖尿病性潰瘍の診断と治療 | 中島 英貴 |
糖尿病性潰瘍のWIfI分類に基づいたスコアの測定とステージングを実際の症例でレトロスペクティブに行い,血行再建の必要性や下肢切断の予測における有用性が認められた.壊死性筋膜炎や骨髄炎の治療方法と再発予防のための免荷装具の使用について述べる. | |
褥瘡の診断と治療 | 丸山 彩乃 |
褥瘡はチーム医療での対応が必要で,皮膚科医が主に診察を担う.褥瘡の評価,ケアと治療について説明し,また医療現場で発生するMDRPUの予防対策についても解説する. | |
静脈性潰瘍の診断と治療 | 伏間江貴之 |
静脈性潰瘍はCVIの最終形態であり,CEAP分類を含めた病態理解が重要である.また治療の肝となる圧迫療法のポイントやその他の治療法についても解説する. | |
膠原病・血管炎の診断と治療 | 深澤 毅倫ほか |
膠原病・血管炎に伴う皮膚潰瘍は,様々な疾患を背景に生じる.各疾患別の潰瘍に関して原因や評価,治療の観点からまとめた. | |
壊疽性膿皮症の診断と治療 | 葉山 惟大 |
壊疽性膿皮症は増殖性・壊疽性の潰瘍であり,下肢に生じやすい.本症の診断,分類,治療につき述べる. |