
脳血管障害の片麻痺患者へのリハビリテーション治療マニュアル
安保雅博/編
978-4-86519-484-5 C3047
2022年12月
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定価2,750円(税込み)
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                片麻痺患者へのリハビリテーション研究や診療の第一線で活躍されている先生方にご執筆いただいた、リハビリテーションに関わるすべての専門職の皆様の座右の書としてご活用いただける一冊です。
| 片麻痺に関わる解剖と脳血管障害の画像所見 | 植木 美乃 | 
| 片麻痺に関わる神経経路として錐体路が重要であり,さらに動脈の支配脳領域に合致した機能脱落症状を呈する.CT/MRI上の脳スライスによる錐体路走行や血管支配領域を知ることが重要である. | |
| 急性期における評価と予後予測 | 羽田 拓也ほか | 
| 急性期の機能評価は,その後のリハビリテーション治療の方針決定に影響する.本稿では主に用いる評価法と予後の予測についてポイントを絞って解説した. | |
| 片麻痺を呈する脳血管障害に対する急性期リハビリテーション治療―病型別のポイントを含めて― | 角田 亘 | 
| 片麻痺を呈する脳血管障害に対する急性期リハビリテーション治療により不動による合併症が予防され,機能的再構築が促される.脳血管障害の病型によって注意点が異なる. | |
| ICU/SCUにおけるリハビリテーション治療の進め方 | 新見 昌央 | 
| 脳血管障害患者ではどのような戦略で早期離床・リハビリテーション治療を進めるべきか,そして離床の際に気を付けるべきポイントについて解説している. | |
| 回復期以降の機能評価とADL評価 | 漆谷 直樹ほか | 
| 回復期リハビリテーション病棟にて使用されることの多い身体機能評価と回復期以降でも使用されているADL評価について紹介し,当院の症例を交えて概説した. | |
| 下肢麻痺の重症度に合わせた理学療法戦略 | 中山 恭秀 | 
| 麻痺の特性を重症度別に理解し,重力に影響を受ける身体の運動について理学療法士がどのように治療するべきか解説する. | |
| 上肢麻痺の重症度に合わせた作業療法 | 濱口 豊太 | 
| 運動療法で麻痺側上肢の分離運動を促しつつ,ADLでの手の使い方のレパートリーを拡張するときは,①回復の予後,②目標設定,③患者の意欲,の要素を備えて練習計画を立案する. | |
| 生活期における運動療法 | 菊地 尚久 | 
| 生活期の運動療法では転倒予防,ADL能力向上が期待でき,これに対するサービス利用には通所リハビリテーション,自立訓練施設がある. | |
| 痙縮の評価と治療 | 原 貴敏 | 
| 痙縮に対する適切な評価と適切な治療戦略は,リハビリテーションを併用することにより,痙縮の軽減のみならず,痙縮に隠された随意的機能回復の一助となる可能性がある. | |
| 装具療法―長下肢装具,短下肢装具,肩装具,手指対立装具について― | 勝谷 将史 | 
| 長下肢装具,短下肢装具の選択や運動療法の実際と装具の調整,また肩装具,手指対立装具の特徴や適応に関して述べていく. | |
| 脳卒中リハビリテーション患者の栄養管理 | 百崎 良ほか | 
| 脳卒中リハビリーション患者には低栄養の合併が多くみられ,リハビリテーションアウトカム向上のために,適切な栄養状態の評価と栄養管理が必要である. | |
| 脳卒中片麻痺に対する反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS) | 佐々木信幸 | 
| 反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS)は非侵襲的に脳神経活動性を変化させることで脳卒中片麻痺を改善させる.有効性について知見は蓄積されているが,その不均一性が課題となっている. | |

