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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 103

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 103

中高年に対する膝関節低侵襲治療

濱田雅之/編

978-4-86519-705-1 C3047

2022年5月

mi0103

定価3,520円(税込み)

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自家培養軟骨移植術や加齢に伴う半月板組織の変化などを解説した必読の一冊!
膝関節症に対する適切な運動療法、薬物療法、保存的治療、手術治療など、多岐にわたって紹介!

目次

<Editorial>
濱田 雅之
 
膝関節症に対する運動療法の現況 古賀  寛
膝OAにおいて運動療法は強く推奨される.中高年期は膝OAの発症段階にある場合も多く,筋力強化,関節,筋柔軟性運動,それを継続するためのプログラムは効果を期待できる.
変形性膝関節症に対する薬物療法の現況 内尾 祐司
本症に対する各種薬剤の作用機序と各ガイドラインにおける各薬剤の有効性と安全性と推奨度に留意して,患者個人に適切な処方を考えなければならない.
特発性大腿骨内顆骨壊死様病変に対する治療 田中 美成
大腿骨内顆の特発性膝骨壊死様病変の病態は軟骨下骨の不全骨折であり,単独の自家骨軟骨移植術でも除痛効果を得ることはできる.しかしながら,内側半月の機能不全を伴うことがほとんどであり,高位脛骨骨切り術の併用が望ましい.
中高年に対する自家培養軟骨移植術 石川 正和
軟骨損傷に対する治療対象や再生医療の対象は,以前より中高年層が対象となってきている.良好な治療成績を得るためには病態を把握し,アライメント改善を含めた軟骨修復・再生療法の選択が必要となる.
膝半月板における加齢性変化 辻井  聡ほか
加齢性変化(老化)と変性という言葉は同義ではないことを確認したうえで,半月板の生理的な加齢性変化(老化)について理解を深め,そのメカニズム解明や治療法を発展させる必要がある.
中高年の内側半月板後根損傷に対する保存的治療
畑山 和久ほか
内側半月板後根損傷は保存的治療により多くの症例で症状は改善するが,特に内反アライメント症例の関節症性変化の進行を予防するためには,何らかの外科的介入が必要である.
中高年の内側半月板損傷に対する手術治療 古賀 英之
中高年の内側半月板損傷に対しては可能な限り強固な縫合術とbiological augmentationを行い,症例に応じてセントラリゼーション法や膝周囲骨切り術を併用している.
中高年のACL損傷に対する治療 佐々木 静ほか
40歳以上の症例に対するACL再建術の成績は良好であり,スポーツ復帰率も高かった.外側半月板損傷が術後KOOSに影響する因子であり,その治療の重要性が示唆された.
中高年のPCL損傷に対する治療 副島  崇ほか
中高年のPCL損傷では,gradeⅢ単独損傷であってもまず保存治療が推奨されるが,修復可能な半月損傷や軽度の軟骨損傷がある場合には若年者と同様に再建術が必要である.また,関節症変化や重度の軟骨損傷合併例では保存治療に続いて活動レベルをできるだけ低減したほうが良い.

関連書籍

膝周囲骨切り術―文献に基づく知識と手術手技アトラス― 安田和則・近藤英司/編
ISBN:978-4-86519-835-5 C3047
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AKO手術における私の工夫[Web動画付き] 竹内良平/編
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