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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 23/13

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 23/13

足趾の痛みの診断と治療

木下 光雄/編

2010年12月

or2313

定価2,420円(税込み)

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目次

足趾の解剖・バイオメカニクス
渡邉 耕太ほか
足趾を構成する骨関節,筋腱の解剖と機能について解説した.これらは足趾の働きや変形発生のメカニズムを考えるうえで重要である.
強剛母趾の診断と治療 仁木 久照
強剛母趾の成因,病態について文献に基づいて考察し,診断,保存療法,手術療法について述べた.後療法を円滑にし成績を向上するには,本態が退行性変化であることを患者に理解させ指導することがポイントのひとつである.
母趾種子骨障害の診断と治療 上條  哲ほか
種子骨障害は見逃されることが多い.問診や所見などから“母趾種子骨障害を疑う”ということが,診断・治療の第一歩である.
爪変形の診断と治療 塩之谷 香
巻き爪・陥入爪の治療には形状記憶合金ワイヤーによる治療が有効で,ほとんどの症例で治癒させることができる.形成術が行われることが多いが,術後の変形を残すことが多く避けるべきである.
Transfer metatarsalgiaの原因と治療 須田 康文
外反母趾に代表される前足部疾患に対して施行される中足骨骨切り術後,transfer metatarsalgiaを生じさせないためには,中足骨の過度の短縮や遠位骨片の背側変位を避ける必要がある.
槌趾・ハンマー趾変形の診断と治療 安田 稔人ほか
MTP関節が過伸展位に固定された変形の場合,MTP関節を矯正して,伸筋腱のPIP関節およびDIP関節の伸展作用と,足内在筋のMTP関節の屈曲作用を回復させることが重要である.
リウマチ趾変形の診断と治療(1):中足骨近位短縮骨切りによる関節温存手術の概念とその成績 仁木 久照
生物学的製剤時代において,前足部変形に対する関節温存手術はRA患者のQOL向上に有益である.3つの中足骨近位短縮骨切りの組み合わせによる関節温存手術の概念とその成績について報告した.
リウマチ趾変形の診断と治療(2):関節温存手術について 史  賢林ほか
薬物療法によって関節破壊の予防が可能となった現在,従来の術式について再検討が必要である.我々の行っている中足骨頭を温存するMTP関節形成術は,前足部への十分な荷重が可能で,痛みや胼胝の再発も稀であり,有効な術式である.
内反小趾の診断と治療 奥田 龍三
内反小趾の診断は臨床ならびにX線所見から比較的容易であり,保存療法を第一選択とするが,手術療法では各症例の病態に応じた適切な術式を選択することが重要である.
足趾のスポーツ傷害 杉本 和也
母趾基節骨の疲労骨折やturf-toeは,スポーツ傷害(外傷と障害)に関する知識として重要である.また,Freiberg病も成長期においてスポーツの障害となる.足趾の障害は軽視されがちであるが,スポーツにおいては重要である.

関連書籍

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定価:6,600円(税込み)

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