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Monthly Book ENTONI(エントーニ) 59

Monthly Book ENTONI(エントーニ) 59

せき―その診断と治療―

内藤健晴/編

978-4-88117-407-4 C3047

2006年2月

en0059

定価2,571円(税込み)

目次

急性上気道炎 野中  聡
急性上気道炎の咳症状はその病期によって性状を変化させる.特に上気道炎初期に見られる乾性咳については重症症例では中枢性鎮咳薬を選択して治療することが必要となる.後期の湿性咳には痰の排出を促すことや分泌を軽減させることを目的とした治療が有用である.
後鼻漏とせき 馬場  錬
副鼻腔炎患者の約8割に後鼻漏を,うち約3割に咳嗽を認める.咳嗽はほとんどが湿性,夜間に多く,期間は8週間以上が多い.慢性咳嗽の診療には耳鼻咽喉科,内科相互の連携が重要.
胃食道逆流 阪本 浩一
慢性咳嗽の原因に胃食道逆流症(GERD)の存在が注目されている.耳鼻咽喉科医がGERDを念頭においた診断治療をする上で知っておくべきGERDの症状,成因,診断,治療について解説した.
薬剤誘発性咳嗽 前山 忠嗣ほか
吸入薬,肺病変をきたさずに咳嗽を誘発する薬剤(主としてアンジオテンシン変換酵素阻害薬),および間質性肺炎を惹起して咳嗽を誘発する薬剤について述べた.
心因性咳嗽 渡部  浩
心因性咳嗽は,小児,思春期の症例の報告が多いが,成人にもみられる.小児および成人において臨床像に違いがあり,その相違を把握した上で診断,治療を進める必要がある.
喉頭アレルギー 石田 春彦
スギ花粉症症例の咽喉頭症状の検討から喉頭アレルギーの咳嗽の特徴について述べるとともに「慢性咳嗽の診断と治療指針」に提出されている診断基準案を示した.
アトピー咳嗽 藤村 政樹
アトピー咳嗽は,咳喘息と並んで,我が国における慢性乾性咳嗽の二大原因疾患であり,両疾患は似て非なる疾患である.
咳喘息 新実 彰男
咳喘息は慢性咳嗽の原因疾患として頻度が高く,気道リモデリングや典型的喘息への移行もみられるため,確実に診断して吸入ステロイド薬を中心とする治療を行う必要がある.
かぜ症候群後遷延性咳嗽 藤森 勝也ほか
かぜ症候群後咳嗽の概念・定義,基本病態,臨床像,診断,治療に関して述べた.
小児の慢性咳嗽 望月 博之ほか
小児の咳嗽には長期化する症例もしばしば認められる.治療にあたっては,原因疾患の鑑別を受診時より積極的に行い,疾患に特異的な治療を進めるよう心掛ける.
気道異物 内藤 健晴
肺に明確な病変を認めない持続性咳嗽の原因として喉頭アレルギー,咳喘息,アトピー咳嗽などがあるが,耳鼻咽喉科医として気道異物は見逃してはならない疾患である.

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