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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 83

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 83

摂食・嚥下障害の評価と治療トピックス

才藤栄一/編

978-4-88117-333-6 C3047

2007年9月

mr0083

定価2,640円(税込み)

目次

プロセス・モデルのインパクト 馬場  尊
プロセス・モデルは咀嚼を伴う“eating”の嚥下動態を説明し,“drinking”と非常に異なっている.これは今や摂食・嚥下リハビリテーションの基本知識である.周知されたい.
嚥下内視鏡検査の展開 石井 雅之
嚥下内視鏡検査は病棟や在宅でも施行可能で,直視下で咽頭喉頭を観察でき,評価法として利用価値が高く日本で広まってきている.
嚥下肢位再考 岡田 澄子
臨床でよく用いられる嚥下手技について,その効果と適応を解説し,従来考えられてきた概念と異なる点を最近の知見に触れながら考察する.
嚥下訓練手技再考 小島千枝子
嚥下訓練手技の適応にあたっては,医療者が目的をきちんと理解し,患者の症状に合った手技を選択し,患者に正しく指示を伝え,ねらい通りの動作が行われているかの確認が重要である.
外科的介入 桜井 一生
嚥下機能改善手術の目的と適応および各術式の概要ならびに実際につき述べた.手術の効果については自験例の術後機能を評価し紹介した.
嚥下障害食の展開 藤谷 順子
嚥下障害食においては,粘度,硬度,付着性,凝集性,可変性などの性質に加え,食事としての味・多様性も必要である.
歯科的介入と誤嚥性肺炎予防効果 植田耕一郎
急性期から維持期に向かうにつれて,摂食・嚥下障害の数的本質は口腔相の問題へと移行する.全面的な経管栄養管理であっても,定期的な一口の経口摂取が,肺炎を予防する.
脳卒中の嚥下障害 小口 和代
脳卒中の嚥下障害では近年,特に大脳の機能と回復機序,長期帰結研究で展開があった.自験例を紹介しながら,脳卒中の嚥下障害について概観する.
パーキンソン病の嚥下障害 山本 敏之
パーキンソン病の嚥下異常の特徴とパーキンソン病の経過中に出現するイベントが嚥下機能に与える影響について解説する.
ALSと筋ジストロフィーの嚥下障害 野崎 園子
ALSの嚥下・栄養管理のアルゴリズムを,厚生労働省精神・神経疾患研究委託費「政策医療ネットワークを基盤にした神経疾患の総合的研究」の研究班で作成した.Duchenne型筋ジストロフィー患者では,10歳代より口腔期の異常が存在し,さらに20歳頃より咽頭残留などの咽頭期障害が出現する.筋強直性ジストロフィーでは,摂食・嚥下障害の自覚に乏しく,誤嚥のリスクはかなり高い.これらの疾患では,呼吸不全が嚥下状態に影響を及ぼす.

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