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Monthly Book Derma(デルマ) 131

Monthly Book Derma(デルマ) 131

皮膚疾患漢方療法マニュアル

寺木祐一/編

978-4-88117-580-4 C3047

2007年9月

de0131

定価2,640円(税込み)

目次

皮膚科領域における漢方薬の使い方 夏秋  優
気・血・水や寒熱の理論に基づいて皮疹をとらえ,個々の漢方方剤を構成する生薬の作用を理解したうえで,皮疹の改善と体質改善の方剤を考えて処方を選択する.
皮膚科疾患に対する漢方治療のエビデンス
石井 正光ほか
皮膚科疾患の漢方治療においてはレベルの高いRCTはあまり行われていない.これは漢方薬の持つ特性によっている.漢方薬では通常のRCT以外にも,西洋医薬とは違う有効性の示し方を考える必要がある.
湿疹,皮膚炎,皮膚掻痒症の漢方治療 豊田 雅彦
湿疹,皮膚炎,皮膚掻痒症の漢方治療は,ときに難解で処方に苦慮することもあるが,主要4方剤をベースとして選択・合方することで実践可能であることを示した.また漢方薬によるかゆみの制御の現状につき記述した.
アトピー性皮膚炎の漢方治療 小林 裕美
アトピー性皮膚炎で標準的治療のみでは軽快しない一群に対して,食養生を重視し,漢方薬を各々の薬理作用の理解に基づき用いることで,治療効果を高めることができる.
挫瘡の漢方療法 山田 晴義
挫瘡を細菌感染の観点から考えると抗菌作用を有す漢方薬が有効である.生理前後に増悪する女性患者を月経病という観点から調経(月経を整えること)という手法で治療した.
蕁麻疹の漢方治療について―食餌性蕁麻疹の漢方医学的診療を含めて 山口 全一
蕁麻疹のうち食餌性蕁麻疹の随証投与法で,香蘇散,大黄製剤,防風通聖散,茵陳蒿湯などが有用である.食餌性蕁麻疹について漢方医学的考察を加えた.
皮膚科難治性疾患の漢方治療 荒浪 暁彦
使用する漢方薬として,尋常性乾癬は駆於血剤,滋潤剤,清熱剤,掌蹠膿疱症はさらに去風剤や利水剤,円形脱毛症は気剤が中心となる.
ウイルス性皮膚疾患の漢方治療 田中  信ほか
帯状疱疹の痛みと疱疹後神経痛,QOLを低下させる再発性単純疱疹,小児に多い尋常性疣贅,伝染性軟属腫に漢方治療はいかがでしょう.
皮膚の末梢循環障害に関連した疾患の漢方療法 寺木 祐一
漢方学的に末梢循環障害に相当する病態である於血の徴候と治療薬を概説し,そのような病態に関連した慢性色素性紫斑などの皮膚疾患の漢方療法について触れた.
膠原病と漢方―特にシェーグレン症候群を中心に 前田  学
膠原病は,ステロイド剤などの一辺倒な治療では有効な反面,副作用が問題となる.副作用軽減やQOL改善のために,証に合わせた漢方薬が有用で,多彩な臨床症状を有するシェーグレン症候群ではとりわけ重要となる.

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