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Monthly Book Derma(デルマ) 130

Monthly Book Derma(デルマ) 130

ヒト・動物共通皮膚感染症

原 弘之/編

978-4-88117-579-8 C3047

2007年8月

de0130

定価2,640円(税込み)

目次

人獣共通感染症の現状と問題点 神山 恒夫
感染症の60%以上を占める人獣共通感染症に関し,国内での新たな発生を防ぐためには,診断・治療を行うための準備と適切な感染源・動物対策が求められる.
ペットから感染する皮膚疾患―パスツレラ感染症(Pasteurellosis) 荒島 康友
人獣共通感染症のなかで,ネコ,イヌの保有率が最も高い感染症であり,Pasteurella spp.が原因菌で,ネコの100%近く,イヌの75%ほどが保有している.咬・掻傷により化膿を起こし,抵抗力低下時に敗血症となり死に至ることもある.
ペットから感染する皮膚疾患―猫ひっかき病 丸山 総一
猫ひっかき病の主な症状は,受傷部の丘疹,水疱,支配リンパ節の一側性の腫脹,発熱である.Bartonella henselaeが原因菌で,我が国のネコの約1割が本菌に感染しているが,患者の発生状況に関する全国的な統計はない.
ペットから感染する皮膚疾患―真菌症
赤木 竜也ほか
ペットから感染する代表的な皮膚真菌症は好獣性皮膚糸状菌による白癬である.これらの白癬菌は菌種によって特定の宿主動物が存在し,ヒトの臨床症状にも特徴がある.
ペットから感染する皮膚疾患―疥癬,ノミ症 岡  恵子ほか
ペットから感染した動物疥癬やノミ刺症を診断したときは,ペットの疥癬治療やノミの駆除をし,環境に生息するノミの卵や幼虫などを除去するよう指導する必要がある.
家畜動物から感染する皮膚疾患 大原  学ほか
Trichophyton verrucosumは好獣性糸状菌であるがヒトにも感染する.感染経路は家畜からだけでなくヒトからもある.外用抗真菌剤に反応が悪く単独使用により皮疹の増悪例もある.
野生動物から感染する皮膚疾患 浅川 満彦ほか
野生動物問題は逼迫している.さらに悪いことに,野生動物における病原体の保有状況は,ほとんど未知なことである.
この暗黒大陸に挑むのが,我々保全医学分野のフィールド・エピデミオロジストたちである.今回はごくありふれた野生動物から,ヒトへ感染する危険性をはらむ皮膚疾患にスポットを当てた.
人獣共通感染症としての熱帯皮膚病・輸入感染症 大友 弘士ほか
最近,国内外で新興感染症や再興感染症に属する人獣(畜)共通感染症の発生が注目されており,その病態把握,診断,治療などに習熟しておくことが必要である.
動物側からみたヒト・動物共通皮膚感染症 永田 雅彦
ヒト・動物共通皮膚感染症として小動物の皮膚糸状菌症と疥癬を取り上げ,その臨床像および治療に関する詳細とともに,動物側からみた公衆衛生学的対応について概説した.

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