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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 19/1

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 19/1

骨折治療積極的保存療法のコツ

林 泰夫/編

2006年1月

or1901

定価2,305円(税込み)

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目次

骨粗鬆性脊椎圧迫骨折に対する積極的保存療法のコツ 吉田  徹
初診で診断し,即時,ギプスまたは装具で体幹外固定をする.診断は特徴ある「痛みの形」で可能.1~2週後のMRI診断の結果待ちは椎体圧潰が進行するので許されない.椎体癒合不全の予防と治療は仰臥位臥床の禁止が有効.
上腕骨頚部骨折に対する積極的保存療法のコツ―下垂位での早期運動療法について―
石黒  隆ほか
整復操作により上腕骨骨頭の骨折面と骨幹端の骨折面とが向かい合うものは,受傷後1週から積極的な下垂位での振り子運動を行うことによって,骨癒合や可動域の獲得に満足する結果が得られる.
上腕骨骨幹部骨折に対するfunctional brace療法のコツ 小林 修三ほか
上腕骨骨幹部骨折はその解剖学的特性から保存療法に適した骨折である.Functional brace療法の原理,適応,管理および合併症について述べる.
小児の上腕骨顆上骨折に対する保存療法のコツ 田島  明
小児上腕骨顆上骨折の保存療法を成功に導く鍵は,速やかに解剖学的に正しい整復位を得ることと,得られた整復位を維持するために,肘関節を120°程度の鋭角屈曲位に3週間保持することにある.
前腕骨骨幹部骨折に対する保存療法のコツ 高樋康一郎ほか
前腕骨折の治療にあたり,注意すべき点は回内外機能の温存である.自然矯正のポテンシャルに留意し,骨間スペースを意識した整復,固定法により良好な成績が得られる.
高齢者(75歳以上)の橈骨遠位端骨折に対する保存療法のコツ 田嶋  光
75歳以上高齢者の橈骨遠位端骨折に対しては,絶対的手術適応を除き本年代の特性と症例ごとの必要とされるゴールを理解したうえで,解剖学的整復の程度と治療法を決定する.
手の骨折に対する保存療法のコツ 中島 英親
手の機能解剖を理解し,骨折の転位のメカニズムを考慮し整復固定し,ギプス固定をする.固定関節以外は動かせるようにする.特に,MP関節は楕円関節なので,伸展拘縮を起こさないようにする.
大腿骨近位部骨折に対する積極的保存的治療のコツ 浜西 千秋
大腿骨近位部骨折治療の選択肢は数多くある.9つの様態のうち手術は3つに過ぎない.患者のニーズを聞かず,手術に誘導しがちな医師は,今後は余計なリスクを患者や病院に与えるリスク医になりかねない.
脛骨骨幹部骨折に対する機能的装具療法のコツ 林  泰夫
低エネルギー損傷による脛骨骨折は転位も少なく,特に,AO分類のA型は機能的装具療法の良い適応である.装具着用下の荷重歩行で骨癒合が促され,受傷直後の短縮や一旦整復された屈曲変形が増大することは通常無い.
踵骨関節内転位骨折に対する積極的保存療法のコツ―徒手整復法― 大本 秀行
踵骨関節内転位骨折の徒手整復法は現在では整形外科専門医であれば必須の手技であり,この徒手整復法の実際とコツならびに適応を中心に本骨折に対する治療法の考え方について述べた.

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外傷エコー診療のすすめ【Web動画付】 渡部欣忍・最上敦彦/監修
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