ホーム > 

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 18/5

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 18/5

膝関節疾患外来診療マニュアル<増大号>

越智光夫/編

2005年5月

or1805

定価4,536円(税込み)

目次

A.総 論
膝関節の機能解剖とバイオメカニクス 遠山 晴一ほか
機能解剖学的ならびにバイオメカニクス的研究の基礎知識ならびに膝関節の診療において有用性が高いと考えられる機能解剖学的ならびにバイオメカニクス的知見を解説した.
膝関節疾患の診察方法 吉矢 晋一
膝関節疾患診察の手順・方法について,問診,視触診,理学的所見の各項目別に記載した.また,対象疾患別に系統立った評価を行うための要点・注意点についても述べた.
膝関節疾患の画像診断(MRIを中心に) 数面 義雄ほか
MRIの信号度は水分と脂肪の量を反映することを理解し,撮影条件による画像の特徴に注意することで,病態を正確に把握することができる.
B.外傷性疾患
膝前十字靱帯損傷に対する治療 夏梅 隆至ほか
膝前十字靱帯損傷に対する治療法について述べた.最近の進歩としてハムストリング筋腱を用いた解剖学的な二重束再建法を紹介した.
膝後十字靱帯損傷に対する治療 大越 康充
膝後十字靱帯損傷の治療に関する最近の知見について詳述した.また,筆者らの至適ランニング・ルートを実現する関節鏡視下再建術とその臨床成績について述べた.
膝内側側副靱帯および後外側支持機構損傷に対する治療 王寺 享弘
関節弛緩さらに外反膝がみられるMCLの第3度単独損傷は一次修復を考慮する.ACL+MCL損傷の陳旧例は,必要であればMCL再建術を併用する.PLS損傷は機能解剖を十分に理解する必要がある.
筋・腱損傷(大腿四頭筋・腱,膝蓋腱) 須田 康文ほか
膝伸展機構損傷に対しては十分な強度を有する補強材料で解剖学的再建を行い,早期より筋力訓練,可動域訓練を開始することが重要である.
半月板損傷の診断と治療 和田 佑一ほか
半月板損傷の手術治療を中心に半月板切除術と縫合術について述べた.半月板機能温存のために今後さらなる縫合術の進歩が期待される.
膝関節軟骨損傷に対する治療 中川 泰彰
局所的な軟骨損傷に対し,硝子軟骨に置換できる自家骨軟骨移植術や培養軟骨細胞移植術などの治療法が存在するので,軟骨損傷の早期診断に努めるべきである.
膝周辺の骨折と治療方法(鏡視下手術を含む) 笹重 善朗ほか
関節の機能障害をできるだけ最小にする治療法を選ぶことが重要で,観血的治療においては早期訓練が可能となる強固な内固定を心がける.
膝関節周辺の過労性障害に対する治療 石橋 恭之ほか
膝関節は過労性障害(overuse障害)の好発部位である.その治療は保存療法が中心であり,発症原因を十分検討し,再発予防の指導を行うことが重要である.
C.炎症性疾患・骨壊死
変形性膝関節症に対する保存的治療 古賀 良生ほか
膝関節症の治療法は患者の障害度で決める.保存療法の目的は炎症の対処と進行防止に大別され,継続するため肥満や内反変形などの進行因子との関係について説明を要する.
変形性膝関節症に対する手術的治療 岩佐 潤二ほか
変形性膝関節症に対する各手術的治療法は,適応を選び,適切な手技で行えば良好な成績が得られるが,術前の十分な検討と患者へのインフォームドコンセントが不可欠である.
関節リウマチの膝関節障害 水田 博志ほか
RA膝では,病態に応じて基礎療法,薬物療法,リハビリテーション,手術療法を的確に組み合わせ,関節機能を可及的に維持していくことが重要である.
化膿性膝関節炎の診断と治療 小林 龍生
抗生剤投与前に関節液の培養検査を行い,合併症を有する場合の重症化や,小児での成長障害を抑えるため灌流,滑膜切除など行い,迅速慎重に対応する必要がある.
大腿骨顆部骨壊死の診断と治療 竹内 良平ほか
特発性膝骨壊死で内反が高度な症例や壊死巣の大きなものは,高位脛骨骨切り術の良い適応である.ステロイド性膝骨壊死の治療は,保存療法が第一選択である.
膝離断性骨軟骨炎の診断と治療 出家 正隆ほか
最近2年間の症例に基づき,離断性骨軟骨炎の病態,発生頻度,その治療法について記載した.
膝蓋大腿関節障害の診断と治療 松末 吉隆
膝蓋大腿関節障害の種々病態を述べ,その診断のコツとポイント,保存療法の適応と方法を述べ,手術方法についても概説した.
膝関節周囲の腫瘍性病変(良性・悪性) 山本 憲男ほか
膝関節周囲は,良性,悪性を問わず様々な種類の原発性骨・軟部腫瘍が好発する部位である.腫瘍の好発する部位,年齢,特徴的画像所見などを理解すれば,系統立てて腫瘍を把握し,治療に当たることができる.
膝関節疾患に対する再生医療の現状 中村 憲正ほか
膝関節疾患での再生医療の中心となる軟骨と骨の再生医療の現状について概説する.

ページトップへ