Monthly Book Derma（デルマ） 151新しい皮膚科検査法 実践マニュアル＜増刊号＞古江増隆/編
ISBN:978-4-88117-600-9 C3047
定価:5,940円(税込み)
カラーアトラス 皮膚病変から診る膠原病 宮川幸子／編
4-88117-031-7 C3047
2006年9月
0016
定価4,620円(税込み)
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| １．エリテマトーデス | |
| １）急性皮膚エリテマトーデス | 金蔵拓郎 |
| 全身性エリテマトーデスの皮膚病変の分類について記載し，急性皮膚エリテマトーデスについて臨床所見と病理所見を中心に詳述した． | |
| ２）亜急性皮膚エリテマトーデス | 渡邊孝宏 神田奈緒子 |
| 亜急性皮膚エリテマトーデスの環状連圏型紅斑と，シェーグレン症候群に伴う環状紅斑とを明確に区別することは，実際の臨床では必ずしも容易ではない． | |
| ３）慢性円板状エリテマトーデス | 土田哲也 |
| 円板状エリテマトーデス（DLE）を皮疹名として捉え，さらにその皮疹型をLE皮疹のスペクトラムの中で理解する． | |
| ４）Lupus profundus | 安部正敏 石川 治 |
| Lupus profundusは，比較的生命予後良好な疾患であるが，時に皮疹が患者のQOLを大きく低下させることもある．迅速に診断して，皮疹が硬化・陥凹しないうちの早期治療が望まれる． | |
| ５）Bullous SLE | 藤本 亘 |
| BSLEはSLEの初発症状となることがあるため，的確な診断と治療を行えるように，皮膚科医はその臨床，病理組織，免疫学的特徴を理解しておく必要がある． | |
| ６）Cutaneous lupus mucinosis（CLM） | 神田奈緒子 渡邊孝宏 |
| Cutaneous lupus mucinosisは，真皮ムチン沈着による結節を呈するLEの皮膚病変である． | |
| ７）Lupus erythematosus tumidus | 米井 希 古川福実 Annegret Kuhn |
| LETの臨床的・組織学的特徴，DLEやSCLEなど他のLEとの鑑別点を中心に述べる．表皮変化を認めないこと，真皮の豊富なムチン沈着，高い光線過敏性が重要である． | |
| ２．抗リン脂質抗体症候群 | |
| 抗リン脂質抗体症候群はその経過中に多彩な皮膚症状をきたし得る．皮疹より皮膚科医がいかに早期に疾患の存在を疑い血栓症の予防ができるかが予後の上では重要となる． | |
| ３．皮膚筋炎 | 室田浩之 片山一朗 |
| 皮膚筋炎における皮膚症状の診断的意義は極めて高い．そこで本疾患にみられる特異疹・非特異疹を紹介するとともに，鑑別すべき他疾患について記載した． | |
| ４．強皮症 | |
| １）全身性強皮症 | 佐藤伸一 |
| 全身性強皮症でしばしば見逃されている軽症例・不全型の正確な診断，および重症例の早期診断のための皮膚病変の診かたを詳述した． | |
| ２）限局性強皮症 | 藤本 学 |
| 限局性強皮症の診断と分類，重症型の治療，まれに経験される全身性強皮症への移行について解説した．全身性強皮症へ移行する例で注意すべきリスク因子について詳説した． | |
| ５．混合性結合組織病（MCTD） | 稲沖 真 |
| 混合性結合組織病は全身性エリテマトーデス，全身性強皮症，多発性筋炎にみられる症状が混在するがRaynaud現象と手や指の腫脹が重要な皮膚症状である． | |
| ６．シェーグレン症候群と新生児エリテマトーデス | |
| シェーグレン症候群を含め，膠原病を疑わせる皮膚病変を有する症例に対し抗Ro／SSA・La／SSB抗体を積極的に検索することは，診断や治療方針の決定だけでなく，予後の予測にも役立つことが多い．抗Ro／SSA抗体陽性の若い女性には，妊娠・出産に際して適切なカウンセリングと対応が必要である． | |
| ７．関節リウマチ：リウマトイド血管炎とintravascular histiocytosis | 滝脇弘嗣 |
| リウマトイド血管炎の多彩な症状を例示し，関節リウマチの特異疹として近年記載されたintravascular histiocytosisも解説した． | |
| ８．成人Still病 | 谷川瑛子 |
| 成人Still病の病態解明の現状ならびに臨床に関連する最近の知見を含めて解説した． | |
| ９．結節性多発動脈炎 | 陳 科榮 |
| 皮膚科との関連が多い皮膚型結節性動脈炎を軽症型と重症型に分けて解説した．また動脈炎の経時的な病理組織所見について解説した． | |
| 10．顕微鏡的多発血管炎 Microscopic Polyangiitis | 斉藤隆三 |
| 顕微鏡的多発血管炎は細動静脈，毛細血管が侵される ANCA 関連血管炎で，肺・腎病変が高率にみられ，皮膚では細小血管での壊死性血管炎に伴う紫斑，紅斑などがみられる． | |
| 11．蕁麻疹様血管炎 | 小林信彦 |
| 蕁麻疹様血管炎は，SLE やクリオグロブリン血症など様々な疾患に続発することが多いため，皮疹の診断に終わることなく，基礎疾患の検索を行う． | |
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ISBN:978-4-88117-609-2 C3047
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