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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 311

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 311

知っておきたい!脳性麻痺のリハビリテーション診療

土岐めぐみ/編

978-4-86519-961-1 C3047

2025年3月

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定価2,750円(税込み)

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脳性麻痺について、小児期から成人期に至るまでの支援や医療環境の改善を目指し、各科のエキスパートが診断と治療法、合併症対応、痙縮治療、医療的ケア、教育との連携などについて解説しています。

目次

脳性麻痺のリハビリテーション:評価と治療 和田 勇治
最近の国内外のガイドラインについて概説した.脳性麻痺に対しては,出生後から成人に至るまで,長期的な視野に立つ介入が必要である.
脳性麻痺の小児科診療:診断・治療 阿部 裕一
脳性麻痺は,胎児・新生児期の脳損傷による非進行性の運動・姿勢異常で,感覚や認知,てんかんなどを伴うことが多い.診断には原因や症状,機能分類システムを使うことで状態を把握しやすく表現することができる.
脳性麻痺の整形外科的治療 藤田 裕樹
脳性麻痺(CP)児の股関節脱臼では複合的な術式が必要となる.尖足治療において重要なのは下腿のどのzoneで延長を施行するかが鍵である.
脳性麻痺の痙縮治療
安里  隆
本稿では種々の痙縮治療の中から当院で施行しているBoNT・ITB・SDRについて概説する.各治療法の作用機序や実際の手術法などは脳性麻痺運動器治療マニュアル(粟國敦男ほか編,メジカルビュー社,2020)をご参照下さい.
医療的ケアが必要な脳性麻痺に対する支援 川村健太郎
医療的ケア児の支援について,ライフステージごとに解説している.子どもたちの自立や社会参加を通して,多様な存在がともに暮らす社会の実現に期待したい.
脳性麻痺の歯科診療 田村 文誉ほか
摂食指導では,定型発達の摂食機能獲得段階を理解し,その道筋をたどらせる発達療法が重要である.
歯科診療時は,触覚過敏や心理的拒否が出やすい口に対して,色々な器具が向かっていくため,どのように心身の緊張を緩和していくのか,個別の評価が重要である.
脳性麻痺の理学療法 小塚 直樹ほか
グローバルスタンダードとなっている脳性麻痺(CP)の評価,virtual reality(VR)とrobotic rehabilitation(RR)の介入効果,CP児・者の健康管理について.
脳性麻痺児・者の作業療法―身体軸と知覚-運動障がい― 米持  喬
脳性麻痺児・者の知覚は姿勢と運動に大きな影響を受ける.子どもの姿勢の特徴による知覚の特性について紹介する.
脳性麻痺児の言語聴覚療法 椎名 英貴
脳性麻痺のコミュニケーション障害は多様な要因が関与する.援助にあたっては多職種が協働し活動レベルでのコミュニケーションの改善を目指す必要がある.
脳性麻痺に伴う発達障害の基礎
中島そのみほか
発達障害に見られる基本的な症状および脳性麻痺児において日常生活や学習場面で観察される発達障害の各特性(症状)について解説する.
脳性麻痺の医療と教育 古川 章子
日本の特別支援教育について,インクルーシブ教育システム,就学先の決定の仕組み,特別支援学校への医療職の導入,肢体不自由教育の自立活動の指導,学びの変更と進路,卒業後の生活について,医療と教育の連携に軸を置き概説する.
脳性麻痺の補装具療法 土岐めぐみ
脳性麻痺の補装具療法の考え方を概説した.補装具療法は,「姿勢ケア」という,チームが目指す全体のマネジメントの重要な要素である.

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