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Monthly Book Derma(デルマ) 357

Monthly Book Derma(デルマ) 357

皮膚外科Basic & Advance

藤本 徳毅/編

978-4-86519-689-4 C3047

2025年2月

de0357

定価2,860円(税込み)

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★★★2月21日(金)発売予定!ご予約承ります!★★★

目次

皮膚外科手術の基本中の基本 加藤  威
皮膚外科手術の技術には,術中の手技だけではなく,術前・術後の診療も含まれている.実際の手術の際に必要となる,手術前後を含めた一連の診療に関して述べる.
皮膚外科で用いる様々な局所麻酔と鎮静 伊藤 周作
局所麻酔薬の種類,局所麻酔薬中毒時の対処法,皮膚外科で有用な下肢末梢神経ブロック,大量低濃度局所浸潤麻酔,デクスメデトミジンでの鎮静について解説する.
皮膚良性腫瘍の手術療法 爲政 大幾
手術結果の善し悪しは術者の器用さでは決まらない!
・実臨床での腫瘍手術とは,単なる切除手技のみを指すのではなく,術前の患者状態の把握から抜糸後の後療法までを含めた一連の医療行為の総称である.
・同種の腫瘍でも様々な条件次第で手術の難易度は変化するため,個々の症例での周到なアセスメントとシミュレーションが必須である.
・安全かつ確実な腫瘍切除を完遂するためには,腫瘍部位の局所解剖の理解と病理組織像の把握が必要である.
・難しい手術にトライしてみる勇気は必要だが,十分な下調べなしの実施は蛮勇でしかない.
・どんな難しいケースでも基本となる技術は同じであるため,日々の研鑽を欠かすことはできない.
皮膚悪性腫瘍の手術療法
中村 泰大ほか
皮膚悪性腫瘍の手術療法は病期や病態に応じた推奨される手術がある.一方で現行のガイドラインは日本人に必ずしも適していないものもある.
眼瞼や頬の手術 大芦 孝平
・解剖(深部の構造)を熟知することが適切な再建につながる.
・欠損の大きさ,深さ,部位ごとに適した再建法を選択する.
・年齢によって許容される変形が異なる.
鼻と口唇の手術 青木 恵美
平坦な術野での皮膚外科手技を習得したが鼻・口唇の小手術はまだ苦手,という初学者向けに,体の使い方と顔の診かたを解説する.
耳介や前額の手術 飯野 志郎
耳介と前額部の皮膚悪性腫瘍手術における基本的な考え方と代表的な手術法について理解する.
皮膚科医が行う指趾・手足の手術 須山 孝雪
指趾や手掌の手術では,神経・血管の走行のほか,推奨された切開線にも留意する.腫瘍切除後の欠損は一次縫縮可能でも機能制限を生じる場合は,植皮や皮弁で再建する.
外陰部の手術
髙橋  聡
外陰部悪性腫瘍の手術は術後の排泄機能などを考慮した手術を行う必要があり,切除後の再建法は単純縫縮,皮弁,植皮など,部位や欠損の大きさに応じて選択する.
日本の皮膚悪性腫瘍診療における皮膚外科のこれまでとこれから 山﨑 直也
悪性黒色腫をはじめとする皮膚悪性腫瘍の手術方法の変遷と現状.また標準治療の確立を目的とした臨床研究体制の構築の取り組みについて.

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