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PEPARS(ペパーズ) 215

PEPARS(ペパーズ) 215

みんなに役立つ 形成外科手術シミュレーション!

三川 信之/編

978-4-86519-915-4 C3047

2024年11月

pe0215

定価3,300円(税込み)

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有限要素法解析や3Dデータ、人工知能(AI)技術を駆使した手法や、先天性・後天性疾患に対する手術シミュレーションについて解説しました!

目次

皮膚形成術のシミュレーション―有限要素解析(Finite Element Analysis)を用いて― 秋元 正宇
有限要素法は応力という目には見えない物体内部に働く力を可視化することのできる,いわば「力」を見る顕微鏡のようなものである.医師にとってはやや高いハードルかもしれないが,ぜひ試みていただきたい.
3Dデータを駆使した手術シミュレーション
光野 乃祐ほか
患者由来3DデータをARデバイス,PCシミュレーション,3Dプリンターと幅広い手段で臨床活用した症例を供覧する.シミュレーションを個人で行う手段,その教育的効果についても考察した.
AI技術を用いた手術シミュレーション 西本  聡
形成外科分野においても手術前後の評価や手術計画などにAI技術の応用が始まっている.その実例をかいつまんで紹介し,今後の課題を提示する.
先天異常疾患に対する手術シミュレーション 彦坂  信
当科で施行してきた頭蓋縫合早期癒合症における手術シミュレーションの実用例を紹介し,シミュレーションの要点や課題を述べる.
顎変形症に対する骨切り術のシミュレーション 林   稔ほか
下顎骨切り手術の術前計画として3Dプリンターによる自作の実物大臓器立体モデルを用いたシミュレーションについて,その実際と有用性を述べる.
顔面骨手術に対するナビゲーションガイド下手術シミュレーション 荻野 晶弘
顔面骨骨折手術では,骨折整復位の整合性の確認に加え,顔面骨格の対称性の再現が重要となるが,その術中評価は小切開のアプローチから判断することが多く,術者の経験に左右され,正確な評価は容易ではない.ナビゲーションシステムは,比較的簡便な術前準備と術中操作で,確認したい骨や周囲組織の3次元的位置関係をリアルタイムに把握できる手術支援装置である.顔面骨骨折手術においては骨欠損を生じる複雑骨折例,陳旧骨折例での骨切り,骨移植を要する眼窩吹き抜け骨折例など,小切開からの視診や触診だけでは術中評価に難渋する症例において特に有用性が高い.
頭頸部腫瘍切除後の再建手術シミュレーション 石田 勝大
頭頸部再建領域のシミュレーションはコンピューター支援顎骨再建手術の発展が目覚ましく商用化されている.エビデンスを考慮すると標準的術式として積極的に取り入れるべきである.
乳房再建のシミュレーション
森  弘樹
身体計測,2D&3D写真撮影,造影CT,ICG蛍光造影,などを駆使してイメージを高めることでよりよい再建ができるようになる.
胸郭変形に対する手術シミュレーション 髙木 誠司ほか
漏斗胸治療の主たる目的の1つは整容面の改善,そして患者自身のコンプレックスの解消です.「形態を正常にすることでQOL向上に貢献する」ことを使命として謳っている我々形成外科医が,もっと治療に介入してみてはいかがでしょう.

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