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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 297

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 297

リハビリテーション医療の現場で知っておきたい精神科関連の実践的知識

井上真一郎/編

978-4-86519-499-9 C3047

2024年2月

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定価2,750円(税込み)

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実臨床で見逃されやすい低活動せん妄、身体症状症と併存するADHD、認知機能障害が長期療養に与える影響、摂食障害などを解説!
不眠症への睡眠衛生指導からアルコール健康障害に対するWEBコンテンツを用いた介入方法、自殺企図患者の評価にもスポットをあてており、様々な障害を抱える患者の特性を知り、明るい予後に向けた支えを行う医療者に向けた1冊です。

目次

せん妄 井上 真一郎
リハビリテーションに関わる医療者にとって,せん妄の評価や治療・ケアについての知識は必須であり,特に低活動型せん妄では積極的なリハビリテーションが回復への鍵を握っている.
不 眠 岩田 有正
不眠の診断基準,不眠と身体活動の関連について概説した.睡眠衛生指導は入院中だけでなく外来の不眠症例にも応用でき,かつ簡便に実施可能であるので,不眠の初期対応として重要である.
うつ病/適応障害 倉田 明子
身体疾患の苦痛や治療の負担は適応障害やうつ病のリスクを高める.その診断基準や治療,リハビリテーションを通じて期待される役割について概説する.
認知症
吉村 匡史ほか
2023年に成立した認知症基本法,認知症の代表的な原因疾患(4大認知症),認知症の方への対応の注意点,軽度の認知症の方を対象としたリハビリテーションに関して概説した.
慢性身体疾患患者における認知機能障害―慢性閉塞性肺疾患,がん,心臓病,腎臓病を中心に― 谷向  仁ほか
慢性身体疾患の症状悪化の背景要因の1つに認知機能障害が挙げられる.長期的な療養生活において重要な機能であり,早期に気づき対策を講じることが重要である.
身体症状症 笠原  諭ほか
明日からの臨床で実践することを念頭に,身体症状症の意義と診断特徴,心理社会的評価法や発達障害のADHDとの関連,患者の行動変容を促進する動機づけ面接について解説した.
統合失調症について 大矢  希
統合失調症の症状,リハビリテーション場面で生じ得る困難について具体例をまじえて解説する.精神疾患の背景にあるスティグマ(偏見)についても触れる.
日常臨床に役立つアルコール健康障害への介入方法 角南 隆史
アルコール依存症をはじめとしたアルコール健康障害について,その介入の方法を概説した.また日常臨床ですぐに使うことのできる介入ツールを紹介している.
摂食障害 千田 真友子
摂食障害について臨床に即した基本事項や治療の実際を解説する.また,摂食障害患者に対するリハビリテーションの実践や気をつけるべきポイントについて具体的に紹介する.
発達障害 齋藤  円
発達障害(自閉スペクトラム症,注意欠如多動症/注意欠如多動性障害,限局性学習症)についての一般的な理解に触れ,リハビリテーション領域で起こり得る困りごとと対応の工夫について紹介する.
自殺関連 植田 真司
自殺企図患者の診療においては,全身状態の評価・治療に加え,自殺再企図リスクの評価を行ったうえで精神科医療へのつなぎやケースワークを調整する必要がある.

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