ホーム > 

PEPARS(ペパーズ) 204

PEPARS(ペパーズ) 204

多血小板血漿(PRP)の上手な使い方

覚道奈津子/編

978-4-86519-904-8 C3047

2023年12月

pe0204

定価3,300円(税込み)

カートに追加

3営業日内ですぐに発送!

多血小板血漿(PRP)について、各界トップランナーの執筆陣がその効果的な使用方法や注意点、合併症や美容医療におけるガイドラインなどを解説しました!

目次

糖尿病性足潰瘍に対するPRPゲルの有効性―多施設臨床試験より―
大浦 紀彦ほか
4週間以上の既存治療が奏効しない糖尿病性足潰瘍患者を対象に,TKKT01で調整したPRPゲルによる多施設臨床試験を行い,TKKT01によるPRPゲルの安全性と有効性が確認された.詳細を詳述する.
下肢慢性創傷関連に対するPRPの使用経験 渡邊 英孝ほか
糖尿病足病変を含む下肢慢性創傷の治療に際し,アルゴリズムを用いて下肢救済治療を行っているが,その中の足救済手術においてPRP治療を併用し,治癒率の向上を図っている.
難治性潰瘍に対するPRPの使用 柳下 幹男ほか
慢性潰瘍に対するPRP投与では,①壊死組織を完全に除去しなくても,肉芽増生・創収縮・上皮化が得られること,②PRP処置終了後もその効果が持続すること,が既存の保存的加療より優れている点であった.
褥瘡に対するPRPの使用 光井 俊人
多血小板血漿(PRP)の実際の作成方法と処置の流れを紹介している.PRP療法は難治性の褥瘡に対して効果的な局所治療の1つである.
唇顎口蓋裂に対する自己多血小板血漿/フィブリンの臨床応用 小林 眞司ほか
片側口唇裂患者のヒト乳児骨膜細胞に対する自己多血小板血漿(PRP)の効果をin vitroで解析するとともに,片側口唇裂患者に対する,PRP,自己多血小板フィブリン(PRF)の効果を検討した.
PRPを用いた毛髪再生
瀧川 恵美
育毛治療には様々なアプローチ法が存在するが万人に効く治療法はない.様々な治療が併用されているのが現状であるが,ここではPRPの毛髪治療への応用とその症例について紹介する.
美容医療におけるPRPの臨床 田中 里佳
PRP療法は,合併症やダウンタイムが少ないことからシワ治療や肌質改善を目的に数多く実施されている.一方,課題も存在するため,それらを理解した上での実施が求められている.
PRP+bFGF注射の後遺症治療 朝日林太郎
PRP+bFGF注射治療後は境界明瞭で局所的な腫瘤(しこり)として触れる場合と,全体的な膨隆(ふくらみ)として不満足を訴える場合がある.症状や経過に応じて適切な治療を選択する必要がある.
美容医療診療指針におけるシワ・タルミに対するPRP療法について 楠本 健司
“シワ・タルミに対するPRP療法”が,美容医療診療指針の1項目として収載されているが,その項の初版から第2版への改訂点を中心に美容医療やPRP療法の課題,診療指針の意義と利用に言及している.
整形外科疾患とPRP―PRPについての意識調査― 新井 規仁ほか
多血小板血漿(Platelet-rich plasma;PRP)治療は簡便性と安全性を併せ持った治療法だが,整形外科領域では自由診療として患者希望による治療が拡大しつつあり,今後のエビデンスの構築が重要である.

ページトップへ