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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 295

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 295

ここまでやろう!大腿骨近位部骨折の包括的リハビリテーションアプローチ

尾﨑まり/編

978-4-86519-497-5 C3047

2023年12月

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定価2,750円(税込み)

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待機治療・手術治療・作業療法での生活指導・言語聴覚療法での患者評価・再転倒予防の環境評価・周術期口腔機能管理まで紹介!
医師、歯科医師、理学療法士、言語聴覚士などリハビリテーションに関わる全ての人におさえてほしい、手術前から退院後のポイントを豪華執筆陣が解説しています。
患者が安心できる質の高いリハビリテーションに向けてお役立ていただける1冊です!

目次

大腿骨近位部骨折の疫学と骨折治療後の予後―歩行獲得状態と生命予後について― 萩野  浩
大腿骨近位部骨折の発生率は2010年以降上昇が見られない.早期手術は様々な周術期合併症のリスクを低減し,入院期間を短縮することが多くの研究で一致している.
大腿骨近位部骨折に対する待機(保存)治療の適応と予後―手術以外に急性期病院ができるリハビリテーション治療の留意点―
山口 圭太ほか
大腿骨近位部骨折は,早期手術・早期リハビリテーションが世界のゴールドスタンダードとなっている.昨今はほとんど行われなくなった本骨折の保存治療に対して,急性期病院の視点から必要な介入を述べていく.
大腿骨頚部骨折に対する手術的治療;骨接合術 vs 人工物置換術―手術療法によるリハビリテーション治療の工夫― 徳永 貴久ほか
大腿骨頚部骨折についての基礎的情報や,骨折型の違いによる手術方法(骨接合術,人工物置換術)と術後のリハビリテーション治療について簡潔にまとめた.
大腿骨転子部骨折術後のリハビリテーション治療 池田  聡
大腿骨転子部骨折の骨折型,求められる整復位,どのような骨折が不安定型なのかを理解し,早期荷重さらには二次性骨折予防に努めて頂きたい.
大腿骨近位部骨折急性期のリハビリテーション治療 中河 真吾
理学療法士は,手術および安静に伴い生じる身体機能の低下や合併症を予防し,病態と術式により異なる留意点に配慮した最適なリハビリテーションを提供していくことが重要である.
回復期リハビリテーション病棟作業療法士における生活指導のポイント―歩行獲得後の在宅復帰を目指した関わりについて― 森  亮太ほか
回復期リハビリテーション病棟作業療法士における生活指導のポイントを4つに分けて解説する.症例提示では,在宅復帰を目指す歩行獲得後の患者に対して当院での関わる様子を紹介していく.
大腿骨近位部骨折患者への言語聴覚士の関わり
藤本 憲正
高齢者の人口増加が進み,基礎疾患を持つ大腿骨近位部骨折術後の誤嚥性肺炎が増えている.その要因と対処についてまとめた.
歯周病と全身疾患の関わり―周術期口腔機能管理の重要性について― 吉田  優
周術期口腔機能管理は専門職が口腔内の状況に合わせた管理を行うことで手術そのものの予後を向上させ,術後感染や誤嚥性肺炎などの周術期の合併症を予防する.
骨折後患者に対する転倒予防のための評価と実践 松本 浩実
脆弱性骨折後患者の骨折の連鎖を断ち切るには骨粗鬆症治療と並んで骨折治療入院中からの積極的な転倒リスク評価と予防介入・指導が重要である.
二次性骨折予防継続管理料算定に向けた地域連携の工夫 山本 智章
診療報酬改定によって大腿骨近位部骨折患者の術後の二次性骨折予防の加算が新設された.医療機関が連携し二次性骨折予防を推進し普及するための工夫が求められている.

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