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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 277

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 277

AYA世代のがんへのリハビリテーション医療

辻 哲也/編

978-4-86519-479-1 C3047

2022年7月

mr0277

定価2,750円(税込み)

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AYA世代がんサバイバーが精神的、身体的な問題と向き合い、QOLを向上させるためにどう支えていくべきかをまとめた1冊です!
AYA世代がんサバイバーとの向き合い方を、医師やセラピストなど様々な視点から解説しています。
それぞれのアプローチをぜひ診療にお役立てください!

目次

AYA世代がんサバイバーのQOL
大森まいこ
  AYA世代がんサバイバーのQOLは同世代の者と比較して低く,低下は長く続く可能性がある.QOL向上のためにサポート体制や情報を診断後初期から活用することが有用である.
ライフステージからみたがんサバイバーのQOL
AYA世代を中心に
  精神腫瘍科医師の立場から 岡村  仁
  AYA世代がんサバイバーは様々な精神心理的問題を抱えている可能性があることから,心理社会的支援を念頭にリハビリテーションを実践することが重要である.
 
看護師の立場から
森  文子
  AYA世代のがん患者を,がんと治療に向き合いながら自分のライフイベントを大切にする視点から捉え,社会の中で自立/自律していくための支援について看護師の立場から述べる.
  公認心理師・臨床心理士の立場から 枷場 美穂
  AYA世代特有の発達課題と,闘病の経験を経て育まれ培われる成長の両面に着目し,自律性を尊重したかかわりについて論考する.
  医療ソーシャルワーカーの立場から 坂本はと恵
  すべての医療従事者に知っていただきたい,AYA世代がん患者の社会的苦痛の特徴や支援ニーズ,近年徐々に整備が進められつつある支援資源について紹介する.
AYA世代に対するがんのリハビリテーション医療
  リハビリテーション科医師の立場から 田沼  明
  大きなライフイベントによって生活環境が一変し,求められる身体機能が変わることがあり注意を要する.心理面や社会復帰の支援のためには,医療スタッフだけでなく社会生活の中でつながっている人々と協同する必要がある.
  理学療法士の立場から 岡山 太郎
  AYA世代がん患者に対する理学療法は,身体機能障害の軽減をはかり,活動性の高い生活が送れるように支援することだけでなく,心理社会的な課題へのアドバイス,家族への支援など多くの役割を持つ.
  作業療法士の立場から 田尻 寿子
  AYA世代では人生の課題は変化・拡大する.そのため,課題の変化に応じた機能・体力・動作・活動の視点を持った作業療法士においても適応支援・長期フォローアップが重要である.
  言語聴覚士の立場から 安藤 牧子
  AYA世代の言語聴覚療法は,「食べる」「話す」ことのサポートを行い,見えにくい「高次脳機能障害」を見える化する役割を担う.
  進行がん・終末期がんを中心に 矢木健太郎
  AYA世代の進行期・終末期がん患者へのリハビリテーション医療は,病状に合わせた臨機応変さが必要であり,患者のQOL向上と家族へのグリーフケアの視点が重要になる.

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