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Monthly Book Derma(デルマ) 323

Monthly Book Derma(デルマ) 323

私はこうする!痒疹・皮膚瘙痒症の診療術

片桐 一元/編

978-4-86519-655-9 C3047

2022年6月

de0323

定価2,750円(税込み)

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複合的アプローチによって、『かゆみ』とうまく付き合っていくための極意をエキスパートが伝授します。

ストレスとの関連、心身医学による具体的なアプローチも学べます。

目次

痒みの種類とメカニズム 端本 宇志
現在提唱されている痒みの分類を解説し,近年明らかになりつつある痒み発生のメカニズムを,皮膚・末梢神経・脊髄・脳のレベルに分けて解説した.
抗うつ薬,神経障害性疼痛治療薬,シクロスポリン,紫外線療法,マクロライドなどが痒みに効くメカニズム 外山 扇雅ほか
抗ヒスタミン薬が奏効しない難治性痒みに対する抗うつ薬,神経障害性疼痛治療薬,シクロスポリン,紫外線療法,そしてマクロライドの鎮痒メカニズムについて概説する.
Th2サイトカイン阻害薬が痒みに効くメカニズム 栁原 茂人ほか
IL-4, IL-13, またはIL-31などTh2サイトカインが介在する痒みの抑制剤として,スプラタストトシル酸塩,デュピルマブ,ネモリズマブ,JAK阻害剤の作用機序と有効性につき述べる.
外用薬による皮膚瘙痒症・痒疹の治療 鎌田 昌洋
皮膚瘙痒症と痒疹の外用療法では,皮膚瘙痒症にはまず保湿剤を,痒疹にはまずステロイド外用を使用し治療反応性をみる.難治な場合は,基礎疾患の検索を検討する.
皮膚科心身医学による皮膚瘙痒症・痒疹の治療 細谷 律子
痒疹・皮膚瘙痒症の難治化の背景にしばしば精神的要因が存在する.痒みは認知によって修飾される可能性があり,痒疹はその搔破行動に精神面の配慮も必要な場合がある.治療にはこれらを踏まえておく必要がある.
多形慢性痒疹の積極的診断と治療 片桐 一元
多形慢性痒疹の存在を認識して,適切な治療法を選択する.
貨幣状湿疹・結節性痒疹・反応性後天性穿孔性皮膚症の異同と治療 塩原 哲夫
貨幣状湿疹,結節性痒疹,反応性後天性穿孔性皮膚症はそれぞれ異なった疾患概念に入っているが,汗の減少による乾燥を基盤に生じた一連の病態である.
乾皮症・皮膚瘙痒症・アトピー性皮膚炎・結節性痒疹の異同と治療 波多野 豊
乾皮症,皮膚瘙痒症,アトピー性皮膚炎および結節性痒疹の病態の共通点と相違点について考察し,病名ではなく病態に応じた治療の考え方について述べる.
蕁麻疹・多形慢性痒疹・丘疹紅皮症の異同と治療
宇賀神 つかさ
蕁麻疹,多形慢性痒疹,丘疹紅皮症という類似する3疾患の臨床症状,病理組織,病態における異同や,治療に関して,最新の知見も交えて述べる.
ストレスと瘙痒
石氏 陽三
ストレスは,痒みの認知に大きな影響を与える.また,痒みの存在もストレスになり,痒みを増強させる.本稿では,ストレスと痒みの関係から治療法まで概説する.

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