ホーム > 

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 272

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 272

大規模災害下でのリハビリテーション支援を考える

冨岡正雄/編

90

978-4-86519-474-6 C3047

2022年3月

mr0272

定価2,750円(税込み)

カートに追加

3営業日内ですぐに発送!

いつでもどこでも起こり得る大規模災害。
今までの災害を振り返り、さらにこれから起こる災害を備えるための必読書!

実際の支援活動から、今後活動を行うための教育ツールまで一冊にまとまりました。いつ何が起こるかわからない今の時代だからこそ、ぜひお読みいただきたい一冊です!

目次

JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)の創設とその意義 栗原 正紀
日本災害リハビリテーション支援協会創設の概要そして災害リハビリテーションの本質を考察,平時からの地域リハビリテーション活動の重要性を強調した.
日本災害リハビリテーション支援協会の本部活動について 中村 春基
中央対策本部の活動で重要なことは,現地で起きていることを共有し,現地のニーズに合わせ柔軟に対応することである.また,先回りをして支援することも必要である.
平成28年熊本地震におけるJRATの活動について 三宮 克彦
平成28(2016)年熊本地震被災混乱期の筆者の体験と本部活動を中心に紹介し,大規模災害時の避難所へのリハビリテーション支援を行ううえで,何を必要としていたかを後方視的に考察した.
平成30年7月豪雨における岡山JRATの活動について 國安 勝司
災害支援体制が組織化されていないまま災害支援活動を始めざるを得なかった状況を時間経過とともに述べている.災害支援の経験のない都道府県での活動時に参考にしていただきたい.
平成30年7月豪雨における愛媛JRATの活動について 藤田 正明ほか
愛媛JRATと愛媛県との災害時リハビリテーション支援活動に関する協定締結のもと,西日本豪雨災害時の支援活動を行った.その支援における長所と課題について記述した.
平成30年北海道胆振東部地震における北海道JRATの活動について 光増  智
北海道胆振東部地震では,地震直後のブラックアウトのなか,活動を開始した.災害規模から,出動できない可能性があったり,道内完結の支援を求められた.
JRAT-RRTの創設                冨岡 正雄ほか
災害発生時に初動活動の訓練を受けた者を発災早期から派遣するシステムであるJRAT-RRTの創設の経緯と活動実績について記述した.
令和元年佐賀豪雨における佐賀JRATの活動をとおして 浅見 豊子ほか
地域JRATはJRAT本部と情報を共有し,発災時はもとより平時より,行政やDMAT,JMATなどの他の災害医療団体と交流を深め,連携をはかっていくことが重要である.
令和元年台風19号に伴う災害におけるJRAT長野の活動について 清水 康裕
2019年の台風19号水害で完全に組織化されていないJRAT長野がどのように活動を始め,その実績を残すまでに至ったかを報告する.
令和元年台風19号に伴う災害における福島JRATの活動について
大井 直往ほか
2019年台風19号災害における,福島JRATの活動の始まり,初期のDMATと一緒に活動をした時期,DMAT撤収後の福島JRATが単独で活動を行った時期,災害の収束後の地域リハビリテーション活動に引き継いだ時期について述べた.
これまでの支援活動を振り返る 近藤 国嗣
災害はどこにでも起こり得る.そして同じ災害はない.他団体との連携を含めて柔軟な,かつ迅速な対応を実施すること,組織内外との情報交換・共有を密に行うことが重要である.
災害リハビリテーション支援活動のための教育ツールの開発 佐藤  亮
災害時に支援活動に参画できる人材を育成するためには,シミュレーション教育が有効である.災害リハビリテーション支援活動の実践力を高めるためには,この分野に特化した教育体制を整える必要がある.

ページトップへ