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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 265

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 265

病識低下に対するリハビリテーションアプローチ

渡邉 修/編

978-4-86519-467-8 C3047

2021年9月

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定価2,750円(税込み)

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「自分の障害に気づいていない」という病識低下例は、対応に難渋する。医療・福祉の現場で活用できるアプローチ方法をまとめ、また、疾患別の病識低下に対する具体的なアプローチ例も盛り込んだ充実の内容!

目次

病識に関する理論的基盤 岡村 陽子
病識の概念を整理し,病識の低下を説明するアウェアネスの階層モデル,包括的動的相互作用モデル,生物心理社会モデルについて説明することで病識の理論的基盤を解説した.
前頭葉損傷に起因する病識低下に対するリハビリテーションアプローチ 渡邉  修
前頭葉性の病識低下は,自己の全体像を客観的に把握することができない.その主たる責任病巣は前頭前野内側面にある.病識低下が軽度の場合は,教示,体験学習,フィードバック,カウンセリングが,重度例では,目的を志向する行動化によって成功体験を積み重ねていくアプローチが望ましい.
失語症に起因する病識低下に対するリハビリテーションアプローチ 廣實 真弓
失語症の中でも病識低下へのアプローチに難渋するウェルニッケ失語症患者と重度失語症患者に対するリハビリテーションアプローチを紹介した.
高次脳機能障害者の病識低下と意思決定支援 白山 靖彦
病識が低下している高次脳機能障害者の意思決定支援に関し,医療と福祉の分野から法的根拠や各種ガイドラインを交えて概説する.
精神疾患患者の病識と認知行動療法 石垣 琢麿
精神疾患の病識は極めてデリケートで難しい問題であり続けている.病識の低下・欠如には,自己や他者に関する認知とメタ認知の障害が影響していると考えられている.
身体失認に対する理学療法 浅沼  満
身体失認に特化した理学療法はまだ確立されていない.身体失認を身体所有感と運動主体感の生成プロセスの障害と捉えた理学療法の介入例を提示する.
病識低下を考慮した半側空間無視と身体に対する半側無視のリハビリテーション 太田 久晶
右大脳半球損傷後に多く認められる半側空間無視や身体に対する半側無視のリハビリテーションでは,症状に対する気づきを念頭に置いた治療介入内容の検討が重要である.
病識低下を示した高次脳機能障害者に対する神経心理学的アプローチと病識段階仮説
小山 充道ほか
「病識」を評価するとき,神経学的視点および心理学の視点では用いる用語が異なること,そして病識障害を示す高次脳機能障害者の症状の変遷と病識獲得段階仮説との対応に留意する.
自己認識の低下と職業リハビリテーション 前原 和明
職業リハビリテーションでは,個人と環境の相互作用の中で自己認識の低下を捉え直し,支援を行っている.支援を有用なものとするためには医療機関との連携が不可欠である.
認知症の病識低下とリハビリテーション治療 牧  陽子ほか
認知症では本人の病識低下を周囲が理解し適切な配慮をすることで,本人が周囲の人との不適応を生じることなく,本人も周囲の人もQOLを高めることができる.

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