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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 33/8

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 33/8

大腿骨頭壊死症―最近の進歩

山本 卓明/編

2020年8月

or3308

定価2,640円(税込み)

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目次

特発性大腿骨頭壊死症診療ガイドラインの特徴と概要 安藤  渉ほか
疾患トピックの基本的特徴であるbackground question(BQ)と臨床診療におけるclinical question(CQ)の計25題から構成される特発性大腿骨頭壊死症診療ガイドラインが発刊された.各章のBQ,CQを紹介する.
特発性大腿骨頭壊死症の診断基準と鑑別診断 坂井 孝司
ONFHを除外診断や鑑別診断と区別し,早期から正しく確定診断することは,再生医療や骨切り手術など,関節を温存する効果的な治療法を選択することが可能となるため重要である.
腎移植後の大腿骨頭壊死症と大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折の発生率と鑑別
大鶴 任彦ほか
ステロイドの全身大量投与は,骨壊死や脆弱性骨折の関連因子となることが知られている.今回腎移植症例に両股・両膝関節のMRIを行い,両者の発生率と鑑別について調査,検討したので報告する.
大腿骨頭壊死症の治療;保存療法 上島圭一郎
大腿骨頭壊死症(ONFH)に対する保存治療の目的は,大腿骨頭圧潰後の疼痛緩和と大腿骨頭の圧潰進行の抑制が挙げられる.保存治療の現状を診療ガイドラインに沿って概説する.
大腿骨頭壊死症の治療;内反骨切り 間島 直彦ほか
転子間弯曲内反骨切り術は,手術侵襲が少ないことからONFHの骨切り術における第一選択手術であると推奨されている.正しい診断手順と適応を守り,再現性の高い手術を行うことが良好な成績を得るポイントである.
大腿骨頭壊死症の治療;回転骨切り 加来 信広ほか
大腿骨頭回転骨切り術の成功率を挙げるため,ガイドラインに記載された内容に加えて,実際の術前計画,手術手技,後療法および術後合併症について,最近の知見も含めて解説した.
大腿骨頭壊死症の治療;人工関節置換 西井  孝
代表的な治療法である人工骨頭挿入術・THA・表面置換型THAについて,最近の文献的知見も含め現行の人工関節治療成績を集約した.
特発性大腿骨頭壊死症(ONFH)に対する人工物置換術の多施設調査からの最新情報 小林 千益ほか
ONFHに対する人工物置換術5,711関節の多施設共同調査を行った.術後平均5.8年(最長22年)で,術後脱臼は4.2%(反復性60%),再手術を要する臨床的破綻は4.0%であった.それらの危険因子を同定した.
大腿骨頭壊死症に対する細胞治療を含めた再生医療 山崎 琢磨
大腿骨頭壊死症に対する細胞治療に関する知見を整理し,現時点における適切な症例選択,細胞源,治療手法についての知識を深め,今後の課題や展望について概説する.
先進医療による骨壊死発生予防の臨床研究 本村 悟朗ほか
現在本邦では,全身性エリテマトーデス患者を対象として,初回ステロイド治療開始と同時に既存薬3剤を併用投与することによる骨壊死発生抑制効果を検証する臨床試験が,先進医療として行われている.

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