整形外科最小侵襲手術ジャーナル No.54
最小侵襲人工股・膝関節全置換術―適応とその手技― |
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| <Editorial> |
平川 和男 |
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| 股関節 |
| MIS-THA 4種類のアプローチの概要とメリット・デメリット |
岩城 啓好 |
| 小皮切前外側アプローチ(AL Mini-one),小皮切前側方アプローチ(MIS-AL),小皮切後側方アプローチ(Mini-PL),小皮切前方アプローチ(DAA)各手術のメリット・デメリットについて解説する. |
| Mini-one A/L法とOCM A/L法の適応分類 |
塚本理一郎ほか |
Mini-one A/L法,OCM A/L法はともに,最初の10〜20例は要注意である. アプローチの決定はアルゴリズムに従いきちんとした適応分類が必要と考える. |
| Mini-posterior法の概略と成績 |
中村 茂 |
| 術後脱臼を予防するためのポイントは,トライアル・インプラントを挿入して安定性テストを行うこと,および最終インプラント挿入後に後方関節包を大転子にプルアウト法にて縫着することである. |
| CT-basedナビゲーションを併用したOCM A/L法 |
徳永 邦彦ほか |
| MISによる視野の制限を補い,正確な手術を再現性よく行うためにナビゲーションの併用は有用である. |
| MIS-THA DAA法の適応と限界―小切開後方進入法と比較して― |
中田 活也ほか |
| DAA法における大腿骨操作の際には,大転子内側と頚部接合部の上外側関節包を適切に切開して大腿骨の前方挙上を十分行い,適宜内転位をとって大腿骨を側方移動させることが重要である. |
| OCM A/L THA法の適応と限界 |
中村 琢哉 |
| 筋腱切離を行わないOCM A/L THA法を的確に行うには,手技上のコツを熟知し,習得するとともに,術者自身の手術適応を見極めることが重要である.手技を習得するにつれ,適応は広くなる. |
| 膝関節 |
| MIS-TKA各種アプローチについて |
福島 重宣 |
| MIS-TKAのアプローチにはmini para patellarアプローチ,trivectorアプローチ,mini mid-vastusアプローチ,mini subvastusアプローチ,quad sparingアプローチがある.それぞれのアプローチの長短を熟知し慣れることで,症例ごと選択することが大切である. |
| Medial para patellar approach法によるTKAについて |
村田 英明ほか |
| Medial para patellar法TKAは患者の条件や膝の変形の程度に関係なく応用でき,困難例であれば術中に展開を大きくでき,広い手術野を得る利点がある. |
| Mini mid-vastus approachによるMIS-TKA |
王寺 享弘 |
| MIS-TKAの展開法としてQS,minimal medial para patellar,mini mid-vastus,mini subvastusなどがあり,内側広筋へ2cmほどに切開を延長するmini mid-vastus approachは膝蓋骨を比較的容易に外側によけることが可能である.Quadriceps patellar junctionのtype2では膝蓋骨上極から,type3では内側広筋付着部から筋肉内の線維方向に切れ込むことにより内側広筋の膝蓋骨に付着する部分には侵襲を加えない. |
| Under vastus approach MIS-TKA―その方法と影響― |
巽 一郎 |
| 大腿四頭筋の筋膜を完全に温存しTKAを行うunder vastus approachの方法を解説し,関節可動域回復率をパラメータとしてその成績を評価した. |
| MIS-QS―Quad Sparing Approach MIS-TKA― |
杉本 和隆ほか |
| 大腿四頭筋を完全に温存するのをMIS法と定義するとQS法が狭義のMIS-TKAであるが,狭い術野での手術がゆえの手術のコツ,pitfalls,ポイントについて解説する. |
| MIS-TKA これからの方向性 |
津村 弘 |
| Gap techniqueにMISを適応した手技の紹介を通して,百花繚乱のTKAを,本当に良いものに収斂させる努力の必要性を示したい. |