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Monthly Book Derma(デルマ) 229

Monthly Book Derma(デルマ) 229

日常皮膚診療に役立つアレルギー百科<増刊号>

戸倉 新樹/編

978-4-88117-892-8 C3047

2015年4月

de0229

定価5,832円(税込み)

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皮膚科で遭遇するさまざまなアレルギー症状について、診療の進め方、患者指導の実際をまとめ、多数の症例を詳説した実践書。最新情報をふんだんに詰め込んだ臨床医必読の一書です。

目次

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの概念 相原 雄幸
小麦製品などを摂取後2時間以内の運動で全身蕁麻疹やアナフィラキシーを発症した症例では,この疾患を疑い,増強因子を念頭に問診と検査をし,原因食物の同定が重要である.
花粉-食物アレルギー症候群の概念 矢上 晶子ほか
従来の食物アレルギーと異なり,花粉-食物アレルギー症候群は,花粉抗原と相同性のある抗原を有する食物との交叉反応性に基づき発症する.
口腔アレルギー症候群の概念と診断 小野 慧美ほか
本稿では,OASに関する考え方および実態に関する最近の報告を紹介し,診断において必要な因子と現状における問題について概説する.
経皮感作とプロテアーゼ 猪又 直子
プロテアーゼは,経皮感作成立において必要な,表皮バリア障害,広義のTh2アジュバント,アレルゲンという3つの役割を果たす可能性がある.
小麦アレルギー 千貫 祐子ほか
学童期以降に新規発症する小麦アレルギーは食物依存性運動誘発アナフィラキシーの病型で現れることが多く,その主要原因抗原はω-5グリアジン,高分子量グルテニンである.
果物アレルギー 池谷 茂樹ほか
果物アレルギーの診断には,アレルゲンコンポーネントに基づいた詳細な問診や特異的IgEの測定,加熱・非加熱の果物を用いたプリックテストが不可欠である.
大豆アレルギー 足立 厚子ほか
大豆アレルギーには従来のクラス1アレルギー以外に,花粉症に伴う豆乳による口腔アレルギー症候群(OAS:クラス2アレルギー),大豆積み下ろし作業時の吸入喘息などさまざまな病型がある.
納豆アレルギー 猪又 直子
納豆アレルギーは,遅発性アナフィラキシーという臨床経過,ポリガンマグルタミン酸という高分子ポリマーがアレルゲンになること,マリン・スポーツ愛好家に多いという特徴を理解する.
モヤシアレルギー 原田  晋ほか
通常モヤシアレルギーは,花粉類との交叉反応により,pollen-food allergy syndromeの機序に基づいて発症に至る,クラス2食物アレルギー反応である.
コチニール色素アレルギー 山川 有子
コチニール色素のアレルギーは,同色素含有飲食物を摂取した後に生じる経口感作と,カルミン含有化粧品を使用後に同色素含有飲食物を摂取して生じる経皮感作の2経路が考えられる.
牛肉アレルギーとマダニ 橋爪 秀夫
マダニに繰り返し刺されることによって,皮膚には好塩基球が浸潤し,特異抗α-ガラクトースIgE抗体産生を促進させるTh2環境へシフトする.
魚アレルギー
鬼頭由紀子ほか
魚アレルギーの代表的なアレルゲンはパルブアルブミン,甲殻類・軟体類のアレルゲンはトロポミオシンである.経皮感作により魚アレルギーを発症することがある.
アニサキスアレルギー 中川 倫代ほか
アニサキスは海産魚介類に寄生する.加熱冷凍処理でもアレルゲンが不活化しないため,刺身だけでなく海産魚介加工品でもアレルギー症状を引き起こす可能性がある.
エビアレルギー 足立 厚子
エビ摂取でアレルギーを示す患者におけるエビ特異的IgE(ImmunoCAP®)のクラス2以上の陽性率は半数程度と低い.また従来トロポミオシンが主要抗原とされてきたがその陽性率は低く,70kDa蛋白が注目されている.
真菌アレルギー 平郡 隆明
真菌アレルギーは気道アレルギーのみではなく,皮膚アレルギー,特にアトピー性皮膚炎の病態に深く関わっている.マラセチアに対するアレルギーについて主に解説する.
汗と皮膚アレルギー 塩原 哲夫ほか
汗はアレルギー性皮膚疾患の増悪因子と考えられがちだが,発汗が低下することにより増悪する疾患が多い.これらの疾患の治療として,汗を皮表に出す保湿剤の外用が有用である.
チリダニ類アレルギー 神﨑 美玲
チリダニ類は,室内塵中の主要なアレルゲン産生生物である.近年,小麦粉製品に繁殖したダニの経口摂取によるアナフィラキシーが報告され,小麦アレルギーとの鑑別を要する.
ハチアレルギー 西尾 栄一
ハチアレルギーの対処法や疫学的側面などの一般的な内容のほか,具体的な当科での症例とそれを通して垣間見られたハチとヒトとの関わりについても記載した.
金属アレルギー 山口 隼人ほか
金属アレルギーは,局所性と全身性のものがある.前者は接触皮膚炎,後者は汗疱状湿疹など種々の皮疹形態をとる.
造影剤アレルギー 中野 敏明ほか
CTまたはMRI造影剤によるアナフィラキシー様反応の疫学,臨床症状,治療管理を理解して,同疾患に対する対応について習得する.
ゼラチンアレルギー 田中 理子ほか
ゼラチンアレルギーは,1990年代,ワクチン接種によるアレルギーが問題になったが,近年はワクチン以外の薬剤や食物の添加物アレルギーとして重要である.
スギ花粉症と皮膚炎(スギ花粉抗原による空気伝搬性接触皮膚炎) 横関 博雄
春先に生じる顔が赤くなる皮膚炎には化粧,洗剤,毛染めなどによるアレルギー性接触皮膚炎以外にスギ花粉皮膚炎があることを念頭に置いて診療する必要がある.
蕁麻疹と自己炎症性疾患 尾本 大輔ほか
自己炎症性疾患では周期的な発熱とともにさまざまな皮疹を呈することが多い.クリオピリン関連周期性発熱症候群では蕁麻疹様の皮疹が出現することがあり,鑑別疾患の一つとして念頭に置くことが重要である.
アスピリン不耐症 宮城 拓也ほか
アスピリン不耐症は非免疫学的機序により生じる過敏症であり,気道型と皮膚型に分類され,臨床的に異なる部分が多い.そのため,両者は病態生理が異なる可能性がある.
シックハウス症候群と空調病 矢寺 和博
空気の汚染により症状を呈するシックハウス症候群や空調病は,疑うことが診断および治療には非常に重要である.疾患概念や診断基準,治療について概説する.
プリックテストの実際 高山かおる
プリックテストはアナフィラキシーや蕁麻疹などの即時型アレルギーの原因を検出するための検査として行われる.正しい手技で行うことができればどちらも特異度の高い検査である.正しく安全に行う方法を取得できるよう解説する.
特異的IgEの検査法 山中 恵一ほか
抗原特異的IgEの検査法にはさまざまな方法があるが,精度,保険適応を考えたうえで選択することが肝要である.
イムノブロッティング法によるアレルゲンの解析方法 森山 達哉
アレルギーの原因となるアレルゲンを同定することは,診断や治療を行ううえで有益である.原因アレルゲンの推定を行うためには,イムノブロッティング法が有用である.
アレルゲン特異的IgG4抗体 伊藤 節子
アレルゲン特異的IgGおよびIgG4抗体の意義についてこれまでの報告と自験例のデータから考察した.
アレルギーの救急 堀川 達弥
蕁麻疹を伴う血管性浮腫では抗ヒスタミン薬やアドレナリンが有効であるが,伴わない血管性浮腫には抗ヒスタミン薬が無効の場合がある.

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