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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 170

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 170

高齢者のフレイル(虚弱)とリハビリテーション<増大号>

近藤和泉/編

978-4-88117-715-0 C3047

2014年5月

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定価4,212円(税込み)

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目次

高齢者のフレイルとは 鳥羽 研二
フレイルは身体的なもの(Physical Frailty)と精神的なもの(Cognitive Frailty, Mental Frailty)および社会的なもの(Social Frailty)に分かれる.これらの評価は高齢者総合的機能評価(CGA)の項目そのものである.
フレイルのスクリーニング 佐竹 昭介
健康長寿の実現のため,フレイルの指標を高齢者診療に取り入れることが重要である.代表的なスクリーニング方法と,我が国の基本チェックリストの有用性についても概説した.
フレイルの予防 山田  実
各自治体が実施している介護予防事業には,要介護認定を抑制するような効果が認められている.
フレイルにおける臨床マーカー 岩本 俊彦
フレイルの中核にあるサルコペニアには加齢に伴うホルモンやサイトカインなどの液性因子の変動が深く関与している.これらの評価は前臨床状態にあるフレイルの把握に役立つ.
サルコペニアと運動・生化学 池田  聡
運動不足は筋細胞において,筋構成タンパクの分解促進,合成抑制に働き筋萎縮となる.筋タンパク合成・筋力増強を促すために運動,筋ストレッチ刺激が有効である.
骨量・筋量減少と虚弱 酒井 義人
加齢による影響を受ける運動器である骨と筋の減少は,それぞれ骨粗鬆症,サルコペニアとして知られる.これらの状態が高齢者の日常生活にいかに影響を及ぼすか概説する.
転倒とフレイル
海老原 覚ほか
高齢者のフレイルは転倒の要因であり,また転倒はフレイル高齢者の要因でもある.高齢者の転倒リスクを評価し,予防に結び付けていくことが重要である.そのためにはアロマセラピーなども一案である.
高齢者の病院内転倒危険度スクリーニングと転倒予防 寺西 利生
入院患者の転倒危険度は,判別的なバランス評価と,決められた行動許可範囲を守ることができるのかを査定するadherence評価を組み合わせることが重要である.
高齢者の摂食嚥下障害 加賀谷 斉
高齢者の摂食嚥下障害を考える場合には,加齢による機能変化と,併存する摂食嚥下障害の原因となり得る疾患や病態の両者を把握することが重要である.
フレイル高齢者のためのリハビリテーション栄養 若林 秀隆
フレイル高齢者に対しては,栄養状態も含めてICFで評価を行ったうえで,障害者や高齢者の機能,活動,参加を最大限発揮できるような栄養管理を行うリハ栄養が重要である.
COPDとサルコペニア 千田 一嘉
COPDは慢性全身性炎症性疾患(chronic systemic inflammatory syndrome)で骨格筋量と筋力・身体機能が低下するサルコペニアなどの全身併存症を伴い,老年症候群として包括的なケアが期待される.
ロコモティブシンドローム 松井 康素ほか
ロコモティブシンドロームの原因,評価指標,予防の対策について虚弱との関連性を含めて概説する.
MCI高齢者における運動の意義 島田 裕之ほか
MCI高齢者に対する運動療法は,認知機能の保持や向上に有益である可能性が高い.運動の実施に際しては,単純な運動課題より,記憶や学習を伴う複雑な課題の提示が有効であろう.
高齢者に対する視覚代行リハビリテーション 高柳 泰世
「目が見えなくなったら何もできない」ということはない.聴覚・触覚をフルに使って,専門家からの訓練を受ければ,若いときに近い生活レベルまでQOLを高めることができる.
難聴に対するリハビリテーション 杉浦 彩子ほか
高齢者の難聴では内耳障害と中枢聴覚路障害の混在のため,補聴器の効果に限界があるが,それを理解したうえで正しく装用することが重要である.
高齢者の円背に対する生活リハビリ 松本 健史
高齢者の円背に効果的な生活リハビリについて考察した.施設などで実施している運動プログラムや環境設定について解説した.生活の場面で多職種と連携をとりながら行いやすいメニューやケアの手法を例示した.
虚弱の危険因子 下方 浩史
高齢者の虚弱を早期に見出して,その対策を行うことは高齢化が急速に進行する我が国において急務である.地域在住高齢者の追跡により,生活機能に関わる多くの指標が虚弱を予測する有用な危険因子となることが明らかになった.
虚弱(フレイル)の原因としての低栄養とその対策 葛谷 雅文
虚弱(フレイル)に関連するサルコペニアが蛋白質摂取量と密接関連していること,さらには高齢者ではその蛋白質摂取量が減少しやすいことをよく理解していただきたいと思う.また,運動療法の効果は栄養量との併用にて一層効果的であることも重視していただきたいと思う.
エンドオブライフケア 西川 満則
フレイル高齢者のリハでは,エンドオブライフ(EOL)ケアにおける「生きる」を支える視点と「最期」を見つめる視点の両方が重要である.
高齢者のフレイル(虚弱)とリハビリテーション 近藤 和泉ほか
フレイルは悪性サイクルに陥ることが多く,高齢者のリハは栄養摂取の態様,嚥下障害への対応および転倒の予防に,特に注意を払って遂行される必要がある.

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