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Monthly Book ENTONI(エントーニ) 152

Monthly Book ENTONI(エントーニ) 152

耳鼻咽喉科における乳幼児診療Q&A<増大号>

市村 恵一/編

978-4-88117-841-6 C3047

2013年4月

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定価5,184円(税込み)

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目次

Q1 NICUで相談される耳鼻咽喉科疾患にはどのようなものがありますか? 笹村 佳美
NICUで相談されることの多い疾患は主に気道系の疾患と聴覚系の疾患であるが,それぞれにおいて特徴的な疾患を列挙し,鑑別法について述べた.
Q2 乳幼児の難聴にどう対応したら良いですか? 坂田 英明
乳幼児難聴の確定診断や治療,聴覚管理には苦慮することもあるが,病態を念頭に聴力検査や児の発達を含めた総合評価を十分行い,チームで対応する必要がある.
Q3 急性中耳炎や急性鼻副鼻腔炎のガイドラインはどう活用したら良いですか? 伊藤 真人
ガイドラインの目的は,適切な診断と診療を補助することであり,勧告の部分だけではなくその根拠となった最新の情報を知るためのツールとしてガイドラインを利用する.
Q4 滲出性中耳炎や反復性中耳炎の治療法をお教え下さい
 ①滲出性中耳炎 星野 志織ほか
滲出性中耳炎は自然治癒率が高い反面で反復例遷延例もみられ,後遺症として癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎をきたすこともある.我が国では約3ヶ月間は保存的治療で経過をみることが多く,難聴の強い症例などでは積極的な外科的治療に踏み切ることが多い.
 ②反復性中耳炎 星野 志織ほか
反復性中耳炎は保育園児の急増や薬剤耐性菌の蔓延などで急激に増加している中耳炎である.生育環境の改善は容易ではないが急務であり,反復の危険因子の排除が不可欠である.最近では予防策として漢方製剤‘十全大補湯’の有効性が認められている.またワクチンの一層の開発や普及も待たれる.
Q5 新生児は口呼吸ができないですか? 市村 恵一
新生児期の上気道形態は哺乳類のそれに類似し,軟口蓋と喉頭蓋が接し口呼吸がしにくい構造になっている.しかし鼻が閉鎖すれば軟口蓋が舌から離れて口呼吸に移行できる.
Q6 持続する粘膿性鼻漏にどう対処したら良いですか? 阪本 浩一
持続する粘膿性鼻汁は,主に副鼻腔炎により生じる.小児は自覚症状に乏しく,詳細な問診が重要である.治療は,保存的療法が主であるが,家庭でのセルフケアも重要である.
Q7 アレルギー性鼻炎の治療法は成人と同じで良いですか? 岡野 光博
小児に対するアレルギー性鼻炎の治療法は成人とほぼ同様であるが,「こどもは大人のミニチュアではない」ことを認識し,心身の成長に応じて治療法を選択する.
Q8 乳幼児のOSASの定義は成人とは違いますか?また,手術適応はどうですか? 鈴木 雅明ほか
成人と乳幼児では無呼吸・低呼吸の長さ(duration),診断に必要なAHI,臨床症状およびAHIによる重症度分類が異なる.また治療法は乳幼児ではCPAPではなく手術が第一選択となる.
Q9 乳幼児でも扁桃病巣疾患はありますか?
小笠原徳子ほか
乳幼児における扁桃を中心とした粘膜免疫機能の形成と応答と扁桃病巣疾患について乳幼児にみられる可能性のある疾患を中心に概説した.
Q10 先天性上気道狭窄の病因・病態別治療方針を示して下さい 安岡 義人ほか
先天性上気道狭窄の病因・病態と疾患について,典型的症例を提示しながら診断と対応を具体的に述べた.気管挿管後の二次性喉頭狭窄の病態,評価と手術治療について詳記した.
Q11 急性喉頭蓋炎の診断法と治療法を成人との違いを中心にお教え下さい 小河原 昇
小児の急性喉頭蓋炎は呼吸障害が急激に悪化しやすい.診断,治療に細心の注意が必要である.小児では原則全例に気管挿管による気道確保を早期に行う.
Q12 気道・食道異物は減っていますか?最近の対処法はどうなっていますか? 家根 旦有ほか
乳幼児の気道・食道異物は少子化や社会的啓蒙活動にもかかわらず明らかな減少はみられない.摘出にはファイバースコープと硬性鏡,バルーンカテーテルや磁石付きカテーテルをうまく使い分けることが重要である.
Q13 リンパ管腫と血管腫の治療はいまどうなっていますか? 守本 倫子
頭頸部領域では外科的摘出が困難な例が多く,さらに誤った保存的治療が行われる例も少なくなかった.新しいISSVA分類に基づいた臨床診断と治療が試みられている.
Q14 乳幼児での気管切開に特別なコツはありますか?また,術後管理はどうしますか? 浅沼  聡
乳幼児の気管切開では,気管前壁の窓状切開・弁状切開は行わず,留置糸をかけた縦切開を行う.術後早期は厳重な管理体制の下,気管カニューレの事故抜去が起こらないように,カニューレの固定には細心の注意を払う.
Q15 乳幼児の頭頸部悪性腫瘍にはどう対応したら良いですか? 得丸 貴夫ほか
小児がんについて,その特徴と治療にあたっての基本的な考え方を示した.化学療法を中心とした集学的治療を行うため,成人の悪性腫瘍とは考え方・外科医の役割が異なる.
Q16 耳鼻咽喉科医として知っておくべき症候群にはどんなものがありますか? 中井麻佐子
耳鼻咽喉科医として知っておくべき主要な症候群の名称や簡単な内容を最低限必要な範囲で把握し,必要時にはさらに成書を参照できるよう,以下の4群に分けて列挙する.
Q17 薬剤の使い方で知っておくべきことはありますか? 工藤 典代
小児の薬物療法では,薬用量,抗菌薬長期投与時の副作用,食物アレルギーを持つ小児への禁止薬剤などを念頭に置く.また,抗菌薬による下痢対策には酪酸菌製剤(ミヤBM®)も有効である.
Q18 乳幼児医療からみて耳鼻咽喉科医に望むことは何ですか? 五十嵐 隆
我が国の子どもの急性期疾患への対応や予防接種などの保健活動を小児科医だけで全うすることは不可能である.耳鼻咽喉科などの関連領域の専門家の協力があってわが国の小児医療や小児保健が成り立っている.本稿では,我が国の乳幼児医療における小児科医からの耳鼻咽喉科医への要望についてまとめる.
Q19 どのような病態を耳鼻咽喉科医に紹介しますか? 松本 志郎ほか
小児の耳鼻科疾患は多彩である.専門的な検査・治療が必要となり,先天異常の診断につながる場合も多い.近年報告された抗生剤による二次性カルニチン欠乏についてもふれる.

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